寒い季節になると恋しくなってくるのが鍋料理。色々な鍋がありますが、あなたは土鍋を使っていますか?
大人数でも一人暮らしでも、材料を切って入れるだけで簡単に使えるので重宝しますよね。
土鍋ってどこで買うのが良いのかしら・・・?
他の鍋でも代用できるから持ってないわ。
今は煮込み用の電気クッカーなどもあり、わざわざ土鍋を使わないという方も多いかもしれません。
私は、一人暮らしをして初めて買うときに「どこで買おうか?」「どのように選べばいいの?」と迷ってしまいました。
そこで今回は、土鍋はどこで買うのが正解なのかを解説していきます。
また、土鍋初心者をも惹きつける、その魅力やおすすめ商品も一緒にご紹介!是非、最後までご覧くださいね。
土鍋はどこで買うのがいい?誰もが知ってるあのお店をご紹介!
他の鍋やフライパンに比べると使用頻度の少ない土鍋。取り扱っているお店も少ないのかなと思いきや、それは大間違いです!
実は、専門店だけでなく身近なあのお店でも売っています。早速見てみましょう♪
ホームセンター
引用 ビバホームオンライン
こちらはビバホームで取り扱っている【銀峯 6号土鍋 花三島】です。
ネットショッピングでも取り扱いがありますのでビバホームがお近くになくても購入できます。
ビバホームでは他にもなんと20種類以上の土鍋を取り扱っています!
専門店!?と思うほどの品揃えですね。
DIYが人気の今、ホームセンターに足を運ぶ機会が増えた方も多いのではないでしょうか?
私が子供の頃は木材や作業道具、収納用品、掃除用具、電化製品など、専門的なものを買いに行くイメージが強かった気がします。
ですが、今はその他にも様々な生活用品が売られていて、日常の買い物で利用される方も多いですよね。
その中にはもちろん土鍋もあります。年中取り扱っているところが多いようですが、特に冬になると品揃えが豊富になります。
商品の在庫については各店舗ごとにお問い合わせください。
【その他のホームセンター】
- 島忠ホームズ
- コーナン
- カインズ
- ケーヨーデイツー
- ジョイフル本田 etc
スーパー
引用 イトーヨーカドー
こちらはイトーヨーカドーの【昔ながらの土鍋 ガス火用6号】です。
シンプルで可愛らしいデザインの一人用土鍋が、なんと税込み770円(2021年2月時点)で手に入ります!
1000円以下で買えるなら初めてでも試しやすいですよね。
スーパーでも食品だけでなく、生活用品も取り扱っているところが多くなりましたね。
私も最近はドラッグストアやホームセンターに寄らずに、夕飯の買い物ついでにスーパーで生活用品を買っています。
調理器具に関しても同じで、土鍋も取り扱っているところが意外と多いです。
【その他のスーパー】
- イオン
- 西友
- 東急ストア
- いなげや
- マルエツ
- ライフ etc
家電量販店
引用 ヤマダ電機
家電量販店で土鍋!?と思うかもしれませんが、実はこちらでも取り扱いがあります。
しかもヤマダ電機では【ヤマダオリジナル土鍋】という、ここでしか手に入らないオリジナルシリーズが発売されています。
こちらはサイズ・色の展開も豊富で、用途に合わせて選ぶことができます。
オリジナルの土鍋なんて、ちゃんとこだわって作られているのですね!
その他の家電量販店もネット販売をしているところが多いので、店舗まで足を運ばなくても購入することができます。
買い物に行く時間がない、じっくり比較したいという方は是非この機会に各店舗のサイトをご覧ください。
【その他の家電量販店】
- ヨドバシカメラ
- ビックカメラ
- ノジマ
- エディオン
- コジマ etc
バラエティショップ
引用 東急ハンズ
東急ハンズで販売されている【長谷園 東急ハンズオリジナル黒釉土鍋 6号】です。
こちらは伊賀焼の老舗の長谷園とコラボした商品なので、品質も間違いないですね!
バラエティショップでは昔ながらの土鍋から、デザインに富んだものまで手に入ります。
他とは違うものが欲しいという方は、足を運んでみてはいかがでしょうか?
【その他のバラエティショップ】
- LOFT
- 3COINS etc
100円ショップ
引用 ダイソー
100円ショップでも土鍋が売られていました!こちらはサイズ違いで2種類あります。
さすがに100円ではありませんが、17cmが330円(税込)、19cmが440円(税込)ですので一人暮らしの人でも使いやすいサイズですね。
私は主人と子供二人の四人家族でこのサイズを愛用しています。
メインには足りないですが、湯豆腐など一品出したいときにぴったりです。
また、仕事で夕飯を食べるのが遅くなる主人のために一人分の鍋料理を準備しておく時にも重宝します。
他の100円ショップでも330~550円(税込)での取り扱いが一般的です。
ネット通販
こちらももう当たり前になってきましたが、代表的なのがamazonですね。
4人用の大き目のサイズで、取り皿やれんげなど必要な道具も一通り揃います。
鍋パーティー初心者には嬉しいセットではないでしょうか?
店頭で実物を確認することはできませんが、口コミや評価など実際に購入した人の意見が参考になります。
【その他のネット通販】
- Yahooショッピング
- 楽天市場 etc
その他店舗
引用 ドン・キホーテ
ドン・キホーテでは2020年12月に【絶品ごはん 土鍋炊き 電気式土鍋炊飯器】が発売されました。
電気式なので炊飯器扱いではあるのですが、内側に本格土鍋釜を採用したこだわりの一品です!
是非知って頂きたいのでご紹介いたします。
電気式の良いところはタイマー設定ができ、「炊飯」「おこげ」「おかゆ」などモードを選んで好みの炊き上がりにできることです。
「スープ」や「煮物」モードもあるため、ミネストローネや肉じゃがなど料理の幅が広がります。
私のように小さい子供がいる人には、このほったらかし機能はとても嬉しいですよね。
こちらの商品には、一般的な炊飯器のような保温機能がありません。
これは二重蓋を採用していて、土鍋同様に保温効果が高いためです。
炊き上がって90分経っても、約60℃で保つことができるなんてすごいですね!
本体から土鍋部分を外すことができ、食卓に出すこともできるのが一般的な炊飯器とは違う嬉しいポイントです。
これまでご紹介した商品以外にも、無印良品やニトリ、また土鍋専門店など様々なところで土鍋の取り扱いがあります。
その保温性や料理の幅、また見た目にも美味しそうだという観点から土鍋が再び注目を浴びています。
是非あなたもお気に入りのものを見つけてくださいね。
無印良品の土鍋について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください♪
土鍋の魅力はどこにある!?
なぜこんなに土鍋をすすめるのかを疑問に思ったあなたのために、土鍋の魅力をお伝えしたいと思います。
土鍋とは
まずは土鍋についてです。ご存知かもしれませんが、『土鍋』とは原料に土を使っている陶器の鍋のことです。
日本で使われるようになったのは縄文時代からといわれています。とても長い歴史があるのですね。
土鍋には「目」と呼ばれる小さな穴が無数にあります。
そのため保温性や吸水性が高くなっています。
保温性が高くアツアツ料理が楽しめる
土鍋は火にかけたときに熱を蓄えて遠赤外線を発しています。
また、厚みがあるので食材にじっくりと熱を通して旨みを引き立てることができます。
熱伝導率が低く、熱がなかなか逃げないので一度温めると冷めにくいのが特徴です。
そのため、弱火~中火でじっくり調理する煮込み料理に向いているのですね。
実はこのじっくりコトコト煮ることによって、野菜の煮崩れも防いでくれるというメリットもあります。
私はよく土鍋を使いますが、煮物には使ったことがないので試してみたいです。
火を消してからもしばらく温かさを保てるので、冬の食卓に並ぶ機会が多いのも納得ですね。
土鍋料理が美味しいといわれる理由はココにありました。
ただし、温まりすぎると吹きこぼれることがあるので注意が必要です。
私はグツグツ煮たってすぐに火を消したけど、吹きこぼれてしまったことがあります・・・。
土鍋料理は火にかける時間も短く済み、実はエコなのをご存知でしたか?
また、意外と知られていませんが、多孔質で吸水率が10%程度あるので食材の乾燥も防いでくれます。
土鍋は錆びない
陶器である土鍋は、金属製の鍋にありがちな錆の発生がありません。
私はゴシゴシと錆落としをする手間がなく、お手入れが楽だなと感じています。
ですが、その代わりにカビは生えやすいです。そのため金属製の鍋同様に、濡れたまま放置することはおススメしません。
土鍋は鍋料理だけじゃなくご飯も炊ける
土鍋というと、材料を切って入れるだけで簡単にできる鍋料理に使う方が多いと思います。
ですが、実は炊飯器よりも短時間でご飯を炊くことができるのをご存知ですか?
私は、土鍋ご飯は手間がかかるし難しそう・・・と敬遠していました。
ですが、子供の離乳食が始まったときにおかゆを作ったところ、その美味しさを実感しました!
それ以来、離乳食が終わってからも度々土鍋で炊飯しています。
火を使うので炊飯中はガスコンロから目を離すことはできませんが、炊飯器とは違う美味しさを味わえます。
じっくり温まり煮崩れが少ないことから、土鍋は煮物にも最適です。
また、スイーツを作ることもできます。私は土鍋にスイーツのイメージはなかったので、知ったときは目から鱗でした。
土鍋で作るレシピについてはこちらの記事も合わせてご覧ください。すぐに作ってみたくなること間違いなしですよ♪
土鍋取り扱いの注意点
魅力はもちろんですが、土鍋の弱いところも知っておけば正しく使うことができます。
先程もカビやすいとお伝えしましたが、それ以外にも使い慣れている金属製の鍋とは違う土鍋の特徴を知っておきましょう。
そうすることで長く愛用できますので、是非こちらも目を通して頂きたいと思います。
- 落としたりぶつけたりするとすぐに割れてしまう
- 金属製のものに比べると重いので、持ち運びに気をつける
- 急激な温度変化に弱いため、濡れたまま火にかけると割れやすい
- 火からおろしてすぐに水につけるのもNG
- 空焚きはひび割れの原因になる
- 水を吸収しやすいので、食材を入れっぱなしにするとニオイ移りやカビの原因となる
- 使い始めの目止めをしっかりしないと水漏れ、ニオイ移りの原因となる
土鍋を取り扱う際には、これらに注意して長く使いたいですね。
他にも土鍋のメリットや注意点について詳しくご紹介していますので、こちらの記事も一緒にご覧ください。
土鍋をサイズや用途で選ぶときのポイント
前述したように土鍋を取り扱っているお店は沢山あります。
また、『土鍋』と一言で言っても、お店に行ってみると色々な種類が売られています。
では何を基準に選べばよいのでしょうか?ここでは注目すべきポイントをご紹介したいと思います。
土鍋のサイズ
まずは人数、作りたい料理によって土鍋のサイズを決めましょう。
一般的に土鍋のサイズは直径を基準に号数で表示され、10号まであります。
サイズ | 直径(もち手含む) | 適応人数 |
3号 | 直径15cm、口径13cm前後 | 1人(子供用、一品用) |
4号 | 直径19cm、口径16cm前後 | 1人(子供用、一品用) |
5号 | 直径20cm、口径18cm前後 | 1人 |
6号 | 直径22cm、口径20cm前後 | 1~2人 |
7号 | 直径25cm、口径22cm前後 | 2~3人 |
8号 | 直径28cm、口径25cm前後 | 3~4人 |
9号 | 直径31cm、口径28cm前後 | 4~5人 |
10号 | 直径35cm、口径30cm前後 | 5~6人 |
6号が一般的な一人用土鍋のサイズですので、それを基準に自分に合った土鍋を選ぶと良いですね。
メーカーや素材により誤差があるので、あくまで目安と考えてください。
また、作る料理によって土鍋の形も変わってきます。大きく分けて3種類ありますのでご紹介いたしますね。
浅型の土鍋
一般的な鍋料理で出てくる、口が広く浅いタイプです。具が取りやすいので食卓の上で調理するのにも向いています。
私もこのタイプを愛用しています。
深型の土鍋
底が深く吹きこぼれしにくいため、汁気の多い料理に向いています。
浅型に比べると重いものが多いので、卓上というよりはキッチンであらかじめ調理する際に使うのがオススメです。
炊飯用土鍋
その名の通り、炊飯専用の土鍋です。底が深く、蓋に汁受け構造が施されているものもあり炊飯時に吹きこぼれしにくい作りになっています。
また、圧力をかけるために蓋が二重になっているものも多いのが特徴です。
毎日土鍋で美味しいご飯を炊きたいという方は、形にもこだわってみてはいかがでしょうか?
使い勝手がよく、初心者にも向いているのは浅型です。
炊飯専用ではなくても炊飯できるので、ぜひ土鍋ご飯の美味しさを体験してみてくださいね♪
私は浅型で鍋料理も炊飯もしていますが、使い勝手が良いなと感じています。
でも炊飯専用の土鍋で炊いたご飯も食べてみたいです!
土鍋の加工や産地に注目した選び方をしてみよう
土鍋はその加工や産地によって分けることもでき、それぞれに特徴があります。
萬古焼
引用 株式会社 華月
三重県四日市市と菰野(こもの)町で主に製造され、国内シェア80~90%を誇る萬古焼です。
国の伝統工芸品に指定されていて、誰もが一度は目にしたことがあると思います。私も知らずに萬古焼の土鍋を使っていました。
リチウム鉱石を含んでいて丈夫な上、目が細かいのでニオイ移りしにくくお手入れが楽なのが特徴です。
伊賀焼
引用 長谷園 公式通販
こちらは三重県伊賀市で製造されていて、萬古焼と同じく伝統工芸品に指定されています。
陶土は風化した花崗岩で亜炭などを含んでいるのが特徴です。
荒めの質感で、色使いも渋くどっしりとした形をしています。
信楽焼
引用 土鍋.com
滋賀県甲賀市で作られている信楽焼。伝統工芸品であり、日本遺産にも登録されています。
信楽周辺で採れるいくつかの粘土を混ぜ合わせてできています。コシがある素材なので土鍋など大物を作るときによく使われています。
素朴な土の風合いと、耐火性が高いのが特徴です。ご紹介しているこちらの商品も直火だけでなくオーブンや電子レンジでの使用も可能です。
以前放送されていたNHKの朝ドラ「スカーレット」で主人公が作っていたのも、この信楽焼きでしたね。
セラミック
引用 セラミックジャパン
他とは違うおしゃれな土鍋をお探しの方にはこちらがオススメです。
これまで紹介した伝統工芸品とは違った新しさと、洗練されたデザインのものが多く見つかります。
また洋風料理のポトフやシチューにも合わせやすいですね。
目の細かい土を使用しているのでニオイ移りが少なく、お手入れが楽なのも主婦にとっては嬉しいポイントです。
土鍋は基本的に直火専用ですが、セラミックのものは底板に金属が入っていてIH対応のデザインも多くあります。
IHとガス対応の土鍋についてもっと知りたいという方は、こちらも一緒にご覧ください。気になる電気とガス料金についても紹介しています。
まとめ
- 土鍋はホームセンター、スーパー、家電量販店など身近なところで購入できる
- 専門店でなくても取り扱っている商品が多く、人数や料理に合わせて好みのものを選びやすい
- 土鍋はその素材と厚みから保温力があり、一度温まると冷めにくいのでじっくり調理するのに向いている
- 鍋料理以外にも炊飯、煮物、スイーツと幅広い料理に使うことができる
- 割れやすい、温度変化に弱い、正しい手入れが必要など金属製の鍋とは違う特徴がある
- 土鍋はそのサイズや用途、加工によって様々な種類があり、好みにあったものを手に入れやすい
冬になると恋しくなる土鍋でしたが、年中使えるということが分かりましたね。
また、身近なお店で手に入るので一つ持っていても損はないと思います。
私は今度は他のスイーツにも挑戦してみようと思っています。
あなたも是非この機会に土鍋デビューしてみてはいかがでしょうか?