あなたの家では、麦茶の作り置きをしていますか?
私の家では麦茶を1回で1L分作り、冷ましてから麦茶ポットに分けて注いでいます。
ただ、麦茶ポットがプラスチック製のため、完全に冷ましてからでないと移し替えができません。
これがだんだんと面倒になってきたので、ガラス製の麦茶ポットに切り替えようと考えました。
良いものがあるかネットで検索すると、100均でもガラス製のポットが取り扱われているという情報を見つけました!
同時に「100均のガラス製品って大丈夫?」と疑問に思ったので、取扱ショップに加えて、ポットの耐熱性などについてもご紹介します。
100均でガラス製の麦茶ポットをお探しのあなたへ、少しでも参考になると幸いです。
どの100均の麦茶ポットがガラス製?
リサーチの結果、「麦茶ポット」という商品名で取り扱われている商品は100均には見当たりませんでした。
その代わり「クーラーポット」や「ジュースポット」として、各100均で販売されています。
その中でガラス製の商品を取り扱っている100均は、ダイソーのみです。
ダイソーの店舗に足を運びましたが、残念ながら私が回った店舗に実物は置かれていませんでした。
しかし、ダイソーのオンラインショップに商品ページがありますので、ご紹介したいと思います!
100均の麦茶ポットはダイソーがオススメ!
こちらが、ダイソーで販売されている「ジュースポット1L」です。
商品名の通り容量は1Lですので、水やお茶の作り置き用にピッタリのサイズではないでしょうか。
私の家では麦茶を1L作り置きしており、ちょうどぴったりなので購入を検討しています。
デザインもポット全体にウェーブ模様が入っていて、オシャレな印象を受けますね。
別の画像を見ると持ち手と本体との間にゆとりがあり、柄の部分もちょうど手の幅くらいの長さで持ちやすい印象を受けます。
過去に、持ち手と本体の間が狭く、持ち上げにくいタイプのポットを使ったことがありました。
たったそれだけのことなのですが、毎日使うとなるとだんだん使う気がなくなってしまったという経験があります。
このポットだと、持ち上げにくいということもなさそうですね。
ダイソーのジュースポット1Lの注意点
こちらのジュースポットは220円(税込)商品となりますので、お買い求めの際はご注意下さい。
また、オンラインショップでは1セット20個入り(白10個・グリーン10個)の販売となるので、こちらも注意が必要です。
近くの店舗にない場合は注文も受け付けているそうなので、ぜひ店員さんに相談してみましょう!
さらに商品ページを見ていると、説明欄にこんな記載がありました。
耐熱ガラスではありませんので、60℃以上のお湯を使用しないで下さい。
私はガラス=耐熱だと思っていたので、この表記にすごく驚きました。
「もしかしてガラスには他にも種類があるのでは?」と気になり、こちらもリサーチしましたので、次項で詳しくご紹介していきます。
100均の麦茶ポットにはソーダガラスが多い
ジュースポットの材質の欄には「ソーダガラス」という表記があります。
炭酸ナトリウムが原料に使われているので、名前に「ソーダ」がついているそうです。
特徴としては、硬くて軽いことが挙げられます。
日常使うものであれば、使い勝手も考えると軽い点は嬉しいですよね!中に液体を入れるので尚更軽い方が重宝しそうです。
材質欄に特に表記がない場合、大部分のガラス製品がこのソーダガラスに該当します。
ソーダガラスは軽くて使い勝手が良い反面、弱点として強い衝撃や急激な温度差があります。
急激な温度差に弱いため、耐熱温度は高く設定されていません。
ここで注意が必要なのが「耐熱温度=その温度のお湯に耐えられる」ではないということです。
どういうことなの?
一般的なソーダガラスは、耐熱温度差80度まで対応しています。
耐熱温度差とは、容器の温度と、中に入れる液体の差を指します。
例えば常温で保管している容器の表面温度が27度の場合、沸騰した100度の熱湯を入れても【100度-27度=73度】となり、80度を超えないので割れません。
冷蔵庫などで冷やした容器の表面温度が6度の場合、同じように沸騰した100度の熱湯を入れると【100度-6度=94度】と耐熱温度差80度を超えるので割れてしまいます。
ただ、私は容器の温度を測ったことは1度もありませんし、測り方がわからない方も多いと思いますので、使う度に容器の温度を測るのは現実的ではありません。
そのため商品の注意書きで、前もって耐熱温度差を考慮した具体的な耐熱温度を記載することで、分かりやすく指標を表しているのだと思います。
この数字を守れば、100均のガラス製品も安全に使用できますね。
私も今後100均でガラス製の食器類を購入する際は、記載されている温度もしっかりチェックしようと思います!
ちなみにソーダガラスの耐熱温度差が80度に対して、耐熱ガラスの耐熱温度差は120度です。
沸騰したお湯を入れても大丈夫なのが耐熱温度差の数字で分かりますね。
100均の麦茶ポットに耐熱ガラスはない?
ダイソーのジュースポットはソーダガラス製で、耐熱ガラスではありません。
実際にダイソーやセリアの店舗でポット類が並べられた商品棚を探したところ、一見ガラス製に見えた製品は全てプラスチック製でした。
もう麦茶が冷めるまで待つのは面倒臭い、でも100度のお湯に耐えられる製品は100均にないのかな……という気持ちです。
やはりプラスチック製では耐熱温度が低いかな……と想像しながら商品の注意書きを見ると、「耐熱温度:120度」と書かれていました。
もしかして、プラスチック製の耐熱温度の方が高い?
100均の麦茶ポットは熱湯に耐えられる?
私がCandoの店舗で見つけたのが、上の画像の商品「クールハンディ」になります。
商品の情報を読むと、以下のように書かれています。
材質 本体:ポリプロピレン、フタ:ポリエチレン
ポリプロピレンは硬い樹脂で、傷が付きにくい丈夫な素材です。一方でポリエチレンは柔らかい樹脂で、密度によって耐熱温度や耐水性が変わるそうです。
どちらも安価で生産できるので、よく使われる素材の1つとなっています。
確かに店内の商品説明をよく見ると、ポリプロピレンが使われているものが多くありました。
本体の耐熱温度は120度なので、100度の麦茶を入れても大丈夫なことは分かりました。
これであれば、毎回麦茶の温度が下がるまで待つ必要なく、後片付けの手間などが減り嬉しいです!
ただ、フタは耐熱温度が少し低いため、ポットに注いで置いて、ある程度冷ましてから使用するのが望ましいですね。
実際に使っている方の口コミでは、部品が少なく洗いやすいこと、本体を食器洗い機で洗浄しても大丈夫という点も挙げられています。
毎日使うものですし、洗いやすさも大事なポイントになりますね。
クールハンディはセリアでも買える
私は上の商品をキャンドゥで見つけましたが、どうやらセリアでも同じ商品が販売されているという情報があります。
キャンドゥも人気の100均の1つですが、実は店舗数はセリアの方が多いのです。
- セリア店舗数…1,787店舗(2021年3月末時点)
- キャンドゥ店舗数…1,171店舗(2021年10月末時点)
私は、100均での商品との出会いは一期一会だと思っています。
実際、次来た時に買おうと先延ばしにして同じ商品と再会できた試しがありません……。
ネットや雑誌など紹介されている100均アイテムは数多いですが、「その100均近くにないんだよね……」と思うことも多々あります。
ですので、違う100均でも取り扱われているのは嬉しいですね!
100均のガラス製ティーポットもおすすめ
麦茶ポットとは少し違いますが、ダイソーでこんなオシャレなガラス製ティーポットを見つけました!
こちらは商品名に「耐熱ガラス」と付いていますし、耐熱温度も120度という表記があります。
私は冬になると緑茶を飲むので、これで緑茶を淹れるのも良さそうだなと思いました。
見た目もオシャレですし、ちょっとしたティーパーティなどでも活躍してくれそうです。
詳しく調べると容量は約450mlで、湯呑み約3杯分のお湯を淹れることができます。
価格は550円(税込)でしたが、耐熱ガラスでこの価格はお得ではないでしょうか?
まとめ
- 100均でガラス製の麦茶ポットは、ダイソーのみで取り扱われている(2021年11月現在)。
- ガラスには「ソーダガラス」や「耐熱ガラス」などの種類があり、全てのガラス=耐熱という訳ではない。
- ソーダガラスは硬くて軽いが、強い衝撃や急激な温度差に弱い。
- ダイソーのソーダガラス製ジュースポットの耐熱温度は60度である。
- キャンドゥでは、耐熱温度120度のプラスチック製クールハンディが取り扱われている(2021年11月現在)。
- プラスチックにはポリプロピレンとポリエチレンがあり、樹脂の柔らかさや密度によって耐熱温度や耐水性が違う。どちらも安価なので素材として使われやすい。
- キャンドゥとセリアで販売されている麦茶ポットは、食器洗い機で洗っても大丈夫だという口コミがある。
- ダイソーではガラス製ティーポットも販売されている。
最初は「100均のガラス製品って大丈夫?」という疑問からリサーチを始めましたが、ガラスの特徴やプラスチック製品の耐性など様々なことが分かりました!
100均のガラス製品は、耐熱温度や取り扱い方をきちんと守れば安全に使えるということが分かりました。
お店で見かけた際には、ぜひ手に取ってみて下さいね!