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【悲報】ハイターにステンレスを使うのはNG?理由とコツを徹底解説!!

生活
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あなたは例えばステンレスボトルが汚れてきてきれいにしたいな、除菌したいな、臭いをとりたい時に何を使いますか。
そんな時には手軽に使えて便利なハイターですよね。

ある時にこんなことがありました。私がステンレスボトルを除菌をしようとした時です。

キッチン泡ハイターをつけて数分置いておくつもりが、忘れて半日位つけてしまいました。

その時「まあ、いいか」と洗い流しました。すると、数日後中が一部錆びついていることに気づきました。

私はその時思いました。もしかしてハイターのような洗剤とステンレスって、相性良くなかった?

これを読んで下さっているあなたにも同じような経験ありませんか。その時は「何が原因?」って思いませんでしたか?

これから詳細を説明していきますので最後まで読んでいただければ幸いです。

 

 

ハイターでステンレスが錆つく原因

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ハイターでステンレスが錆つく原因を結論から先に申し上げておきます。

ハイターやキッチン泡ハイター等の「次亜塩素酸ナトリウム」を主成分としているもの(塩素系漂白剤)が、ステンレスの表面の膜を破壊してしまうことが原因です。

しかし使い方さえ間違えなければ問題はないのです。

私がキッチン泡ハイターを使ってステンレスを錆びつかせてしまった失敗には、ある原因がありました。
それは「キッチン泡ハイターに長時間浸けてしまったこと」なのです。

花王のQ&Aを確認してわかりました。

Q、「キッチンハイター」は金属製のざるや包丁の除菌に使えるの?

ステンレス製品であれば、お使いいただけます。
必ず、商品に記載されている〈使い方・使用量の目安〉を守ってお使いください。
つけおき時間が長かったり、液がついたまま放置したりすると、ステンレスでもサビが発生することがあります。
つけおき時間を守り、使用後は水でよく洗い流してください。
(ステンレスを除く金属製品にはお使いいただけません。)

引用 花王

そうです。私は使い方を守っていなかったのです。

使い方はつけおき洗いだと「キッチン泡ハイター」で2分から30分程度。

それ以上浸けてしまったり、きちんと洗い流さないと錆びや変質があると注意が書かれていました。

ここで疑問に思いませんか?ステンレスって錆びにくいって聞きますよね。

そもそもそのようなものなはずなのに、ステンレスはどうして錆ついてしまうのでしょうか?

それでは更にハイターとステンレスのそれぞれの特性をご紹介します。

また、錆びつかせてしまった場合の対処法も知っておいて損はないので、ぜひご覧ください。

 

ハイターの特性について

おなじみあの花王の製品の1つであるハイター。

私のようにハイターとは花王が独自で作った造語だと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ハイターという言葉は実は造語ではありません。ハイターはドイツ語のheiterからきています。晴れたとか澄んだとかそういう意味合いのものです。

たしかに真っ白に仕上がったり、ピカピカになったりすると気持ちすっきりしますよね。

前述にもありますが、ハイターは次亜塩素酸ナトリウムが主成分です。

ハイターは次亜塩素酸ナトリウムの分解を防ぐために、アルカリ剤が入っているため液性がアルカリ性です。

ハイターのような塩素系漂白剤を使う際には、一緒にお使いになる洗剤が酸性かどうかご確認くださいね。

ラベルにもありますが、「混ぜるな危険」とありますよね。酸性の洗剤と混ぜると塩素ガスが発生してしまい大変危険です。

また酸素系漂白剤を使っている方もいらっしゃるでしょう。

ハイターの次亜塩素酸ナトリウムを酸素系漂白剤の成分である「過酸化水素」が分解してしまいます。

そうなると、漂白力がかなりなくなってしまうのでこれも注意です。ハイターも奥が深いですね。

 

ステンレスの特性

私達の生活でよくステンレスって目にしますよね。シンクにボウルにボトルにと色々な所に使われてます。

あなたはそもそもステンレスとは何だかご存じでしょうか?

ステンレスは正式名称ステンレス鋼といい、英語だとstainless steelです。

英語の単語を解体すると、stainが「汚れ」、lessは「し難い」、steel「鋼(鉄を主成分とした合金)」なので、汚れにくい鋼という意味です。

かつては不銹鋼(ふしゅうこう)と呼ばれていました。そんなステンレスは、100年位前のイギリスで生まれました。

ステンレスはただの鋼ではありません。鉄にクロムという汚れや錆びに耐性のある成分を混ぜて作られています。

おかげでステンレスには、「酸化被膜」という表面を覆う保護膜があるので錆びにくいのです。

酸化被膜が破壊されると修復されることがないから、そこから錆びるってわけかしら。

このように思われたあなた、実はそうではないのです。

この酸化被膜は自己修復するのです。酸素と結合すると、勝手に再生されていくのです。

それなのに錆びてしまうのはその修復が追い付かないことが原因なのです。

うちで使っているステンレスボトルも自己修復しているのですね。そう考えるとすごいですね。

 

錆びつかせてしまった場合の対処法

そのまま錆びつかせているままだとせっかくピカピカしていい感じだったのに、なんだか色あせてみえますし気分も滅入ってきてしまいますよね。

小さいものだったら、捨てて新しいものでも買えばいいかななどと思えます。

ですがシンク等の大きいものは、そういうことって難しいですよね。

うっかり錆びつかせてしまった場合、錆びがどうすれば取れるのか知りたくありませんか?その方法は以下の通りです。

  • 中性洗剤(台所洗剤等)を布やスポンジにつける。
  • 錆びついてしまった部分をこすりおとす。
  • 錆びが落ちたら水できれいに洗い流す。
  • そこを乾いた布で拭きとる。

もし中性洗剤を使うのは気になる方は、重曹をスポンジに付けて錆びている所をこするように磨きます。

そして錆びが落ちたら水できれいに洗い流し、乾いた布で拭きとって下さい。

この方法で私の家のステンレス製のボウルの錆びはあらかた落ちましたよ。

おもしろいようにきれいになっていく様子は、結構気持ちが良かったです。

また、メラミンスポンジてこすっても取れますよ。

 

 

ハイターでステンレスボトルを洗うときは?

あなたはステンレス製品と言われて、思い浮かぶ物は何ですか?色々ありますよね。

私だったら、ステンレスボトルって答えます。今までの内容をふまえて、色々疑問が出てきていませんか。

例えば、ステンレスボトルのゴムパッキンにハイターつけてもいいの?とか。ちょっと気になるので調べてみました。

 

ゴムパッキンにハイターつけてもいいの?

もちろん大丈夫です。私も気にせず使っています。

長時間キッチン泡ハイターにつけてしまったときも、ゴムパッキンは全く問題がなかったです。

元々少し茶渋が溝に付いてしまっていましたが、ハイター使用後はまるで新品のようにきれいになりましたよ。

また急速に劣化させてしまうこともありませんでした。ゴムパッキンとの相性は悪くはないようです。

 

使用して良い頻度

これも結構気になるところですよね。月1から3回位がちょうどいいようです。

ハイター等の塩素系漂白剤は非常に洗浄力が強いため、毎日使用してしまうとものによっては傷みが早くなってしまいます。

それではステンレスの自己修復も間に合わないですよね。

月1回くらいでも十分にきれいを保つことができます。

私などステンレスボトルがハイターでピカピカになる爽快感を覚えてしまってから、ほぼ毎日といっていい位使ってしまっていました。

そのような行為はステンレスボトルを早く傷ませてしまう原因だったようですね。

でもどうしても、毎日ピカピカにしておきたいですよね。

使う度に入れていた飲み物によっては、臭いがちょっとついているので気になってしまいます。

そこで私のような方にオススメなのは、熱湯消毒です。

普段食器用洗剤をつけたスポンジでゴシゴシ洗ってから、熱湯消毒すればピカピカな状態を保つことができます。

臭いも落としたいというときは、熱湯消毒で浸けておく時間を少し長めにとるといいです。

上手く熱湯消毒とハイターを組み合わせながら、ステンレスを痛ませることなくピカピカな状態を持続させていきたいですね。

 

 

ハイターを使わないでステンレス製品をキレイにするには

使い方さえ守ればハイターを使ってステンレスボトル等の除菌等ができるとお分かり頂けたと思います。

私みたいにハイターに浸けているのを忘れてしまったりするのが心配だし、それにあの独特の匂いちょっと苦手なのよ。

と思われたあなた、ご安心ください。実はハイター等塩素系漂白剤の代わりになるものってあるんですよ。今からご紹介させてもらいますね。

 

汚れをとる方法

ハイターを使用しなくても汚れをとるおすすめな方法はいくつかあります。

【重曹】

先ほどの錆びをとるときにも出てきましたね。私達の生活で、色々使える重曹。

重曹がハイターの代わりとして使えるのもビックリです。

重曹はアルカリ性で、酸性の汚れを中和して落としやすくする働きがあります。

ステンレス製のシンクの油汚れにはとても役にたちます。また、重曹は熱を加えると発砲する性質も持っています。

ステンレス製の鍋の焦げ付きがとても取れやすくなります。

ご注意いただきたいのは、アルミ製品との相性が悪いことです。

変色する恐れがありますので、気をつけてください。

【酵素系漂白剤】

ところであなたは、酵素系漂白剤で代表的な商品って何だか浮かびますか?

私は漂白剤といったら、「ハイター」としか知りませんでした。

「オキシクリーン」等は酵素系漂白剤です。ちなみに酵素系漂白剤とは、過炭酸ナトリウムを主成分とする漂白剤のことです。

お湯や水に溶かすと泡が発生して、酵素の力で汚れを落とします。

ハイターのような塩素系漂白剤より汚れの落ち方はおだやかですが、あの塩素系漂白剤の独特の臭いがないです。臭いが気になるという方にオススメです。

 

臭いをとる方法

汚れを取る方法に付け加えて、臭いを取る方法をいくつかご案内します。

【お茶の出がらし(茶殻)】

日本人大好き。私もお茶が大好きでよく飲みます。

お茶を急須で淹れた場合、必ず出てしまう「茶殻」。捨てますよね?でも、待ってください。

「茶殻」って色々再利用できるっていいますよね。今回ご紹介するのも、そのひとつです。

  • 使った茶殻をフライパン等で炒って水分を飛ばす。
  • 炒った茶殻をステンレス製の水筒等に入れる。
  • しばらくして、臭いが消えたなと思ったら茶殻を捨てる。

茶葉に含まれるカテキンには消臭効果があり、そのカテキンが臭いを取ってくれるのだそうです。

【クエン酸】

レモン等に含まれていることで有名なクエン酸。

そんなクエン酸は酸性の性質をもっているので、アルカリ性の臭いをとるのにオススメです。

ステンレス製の水筒を例にしまして方法をご紹介します。

  • 水筒にお湯を入れる。
  • クエン酸を入れて溶かす。(目安としては、500mlのお湯に対して、クエン酸大さじ2分の1)
  • 2時間程放置してすすぐ。

気を付けていただきたいのは、前述に出た重曹と混ぜることです。

重曹はアルカリ性なので、お互いの汚れや臭いをとる性質を打ち消しあってしまう「中和反応」を起こしてしまいます。ご注意くださいね。

 

 

まとめ

  • ハイターでステンレスが錆つく原因は、「次亜塩素酸ナトリウム」がステンレスの膜を破壊するから。
  • 使い方をきちんと守れば、ハイターをステンレスに使用可能。
  • 錆びつかせてしまったときは、中性洗剤でやさしくこすり落とす。
  • ステンレスボトルを洗う時はハイターをゴムパッキンに対し漂泊しても問題はなく、使用頻度は月1から3回が好ましい。
  • ハイターの代用品は、重曹、酵素系漂白剤、お茶の出がらし、クエン酸など様々ある。

いかがだったでしょうか?使い方次第で、ハイターとステンレスの相性は良くも悪くもなります。

何事も用量、用法を守らなければいけないってことなんですね。

ハイター等を上手く利用し、年末の大掃除に向けて色々な所を一緒にピカピカにしていきましょう。

ここまでお読みいただきありがとうございました。