あなたはトイレ掃除と聞くとどこの部分を思い浮かべますか?
便座や便器など汚れが見えやすくしっかりお掃除しますよね。
ではトイレのタンクや水周り部分は掃除していますか?
便器や便座は念入りにやっていても、水回りなど他のところは適当に掃除している方も多いのではないでしょうか?
なんとなくで掃除しているといつの間にかひどい黒ずみや水垢がとれなくなって後悔してしまいますよ!
トイレに入るたびに汚れを見てため息つきたくないですよね。
今回は普段気にならないトイレの水回りの掃除方法や綺麗に保つポイントを解説していきます。
これを読んだらきっと日々のトイレ掃除が快適になりますよ!
見落としがちなトイレの水回り掃除方法5選
タンクまわりや普段見えないところはなんとなく自己流で掃除していませんか?
実はきちんとした掃除方法があるのをご存知でしょうか。
水回りをきちんと掃除することで、トイレがいつも清潔に保たれます。
ここではわかりやすいように上から順番に解説していきます。
タンクの水受け
普段あまり目がいかない水受けですが上からよく見たことはありますか?
常に水が流れているところなので汚れてないようにみえますが、放っておくと水垢やカビなどが発生し、とれなくなります。
水受けにツヤが出ていない場合も要注意です。放っておくと水垢とほこりが混ざって、こすってもとれない汚れになってしまいますよ!
私の実家の水受けには蛇口の下に置くだけタイプの洗浄剤が置いてありましたが、あれをとると水垢や黒ずみがついていました!
置いているから掃除しなくて大丈夫というわけではないのですね。
インテリア目的で水受けに飾りを置いている方も月に一回はお掃除してあげましょう
【お掃除方法】普段の水回りの箇所のようにメラニンスポンジで軽く擦ってあげましょう。
中央が一番汚れやすいですが、端の方もほこりなど汚れがたまりやすいので隅々まで掃除しましょう。
もし放置しすぎてこびりついてしまった場合は酸性洗剤でつけおきしてみてください。
時間が経ったら軽くスポンジで擦ると綺麗に落ちますよ。
トイレの水受けは陶器でできているので、たわしやブラシでこすると傷がついてしまうので注意してくださいね
タンクの内部
タンクの中身は見えないところなので、普段は気にならない場所ですが、
常に水垢やカビや出やすいところなので要注意!
もし便器を掃除してもすぐ汚れてしまう場合タンクに問題があるかもしれません!
タンクの内部の掃除は、全部やろうとするとネジをとって水を止めたりと心が折れてしまう作業です。
私の友人はトイレタンクを掃除しようと取り外して掃除はできたらしいのですが、最後のとりつけに失敗してしまい、床を水浸しにしてしまったようです。
このような恐ろしいことにならないようにこまめな簡単な掃除で済ませましょう。
オススメ方法は重曹を入れて放置する方法です。
【お掃除方法】
- トイレタンクの蓋を少しずらします。
(トイレの蓋は陶器でできていて重たいので十分注意しましょう)
- タンク内部に1カップほどの重曹をいれ、6時間以上置きます。
(長時間なので寝る前やお出かけ前がオススメ!) - レバーを引いて水を流す
以上簡単でしょ?これでタンクの洗浄だけではなく、便器の匂いも解消されます!
もしこの作業をしても水の出が悪かったりカビなどの気になる部分がある場合はは水回りプロにお任せするのが一番です。
タンクと便器の隙間
忘れがちですが便座とタンクの隙間を拭いて上げることが大事です。
気付かぬうちに埃や髪の毛など溜まっていることもあるので注意が必要です。
しかしほとんどのトイレは隙間の溝が深く手が届きません。
私は一度綿棒で掃除してみようとしましたが溝には届かず、しまいには落としてしまい、取り除くのに一苦労しました。
ここでは家にある使い古した布用品を活用しましょう!
【お掃除方法】
- 使い古したフェイスタオルやハイソックスなので靴下を上にかぶせるように隙間に入れて左右を引っ張りながらこすってあげる。
- ほこりや髪の毛もゴッソリとれて綺麗になれば完了。
もし尿の飛び散りがあった場合はタオルを濡らしてこすってあげましょう。
使い古したものがない場合は、片一方なくしてしまったハイソックスや穴が開いたストッキングなども使えますよ!
特にストッキングは伸縮性も良く、細かい汚れも絡めとってくれるのでおすすめです!
便座の蓋
便器の中の掃除ばかりに目がいってしまい意外と忘れちゃう便座の蓋。
便座につく汚れは、尿のひまつや開け閉めの時の手の皮脂汚れが大半です。
便座の蓋の場合は男性が原因かと思いきや意外なことに女性が尿を足した時の飛び散りが原因なことが多いようです。
そして女性は男性と違って便座を上げることが少ないため、尿の飛び散りになかなか気づかないのです。
男性が原因だと思って勝手に攻めていましたが今までごめんなさい!
表だけではなく汚れやすい裏もしっかり掃除してあげましょうね。
【お掃除方法】
トイレシートで拭くのがいいですが、尿石などのこびりついた裏の汚れは無理にシートで擦ると傷がつきます。
ですので、スプレータイプの洗剤を使い、コットンなどでパックしたらきれいに落とすことができます。
便器の素材によっては使用してはいけない薬品などもあるので注意してくださいね。
床
意外と汚れている床の掃除はトイレシートで拭きましょう。
ほこりやゴミがある場合はほうきとちりとりであらかじめとっておきましょう。
ここで気を付けてほしいのが掃除機でしないこと。
同じフローリングだとしても雑菌やウイルスの温床でほかの部屋に持ち込むことになるのでくれぐれも使用しないでくださいね。
私はクイックルワイパーで事前にほこりや髪の毛などをとってから、トイレシートを使って拭いています。
ワイパーだと使い捨てなので衛生的だし、無駄にシートを使わなくて済みます。
便器と床のつなぎ目にも知らないうちに汚れがこびりついていることがあります。
落ちない汚れにならない前に床掃除のときに忘れず拭いてあげましょう。
今は便器と床の隙間汚れを防止する便利なテープもあります。
賢く活用してお掃除を楽にしましょうね。
トイレ掃除の重要なのは壁だった!?適切なお掃除方法
ここまで見てもらった方は「気になる箇所の掃除はわかったから大丈夫」と安心していませんか?
実は意外にもトイレの壁がトイレ掃除には重要な場所です。
普段部屋でも壁の掃除なんかしないので驚かれるかもしれませんが、トイレの壁は尿のアンモニア臭を吸収しトイレの嫌な臭いの原因となります。
これは水拭きだけでは難しく、殺菌しきれません。
ここで登場するのがどこでも手に入るクエン酸とタンクの内部のお掃除でも使った重曹とクエン酸です。
この二つは混ぜるのではなくひとつずつ作っていきます。
重曹スプレーの作り方
重曹スプレーはスプレーボトルに重曹大さじ1とぬるま湯200mlを混ぜます。
これをぞうきんなどに吹きかけ壁を拭き掃除していきます。
重曹には消臭効果だけではなく、手垢や皮脂汚れにも効くので壁のついでにペーパーホルダーやドアノブも拭いてあげると衛生的です。
重曹には我が家では大活躍で私はお菓子作りのために食用を買い余った重曹は掃除用にしています。
重曹はほんとに万能ですね。お助けグッズです。
クエン酸スプレーの作り方
次にクエン酸スプレーの作り方です。スプレーボトルにクエン酸を小さじ1入れ水200ml入れたら完成です。
重曹スプレー同様に拭き掃除をしていきます。
クエン酸は除菌効果があるので汚れ防止に役立ちます。
この作業が一番効果的ですがどうしても面倒なときはトイレシートを使いましょう。
トイレシートの種類によってはシートのデコボコが汚れを絡めとってくれるので時短したいときはこの方法がおすすめです。
ですがこのとき、ご家庭の壁の素材を確認してから壁の掃除をしてください。
ほとんどの壁は拭き掃除できる素材ですが、まれに水を吸い込む素材の壁の場合があるのでそちらにはこの方法は適していません。
水を吸い込む素材の壁の場合は乾拭きをして、消臭スプレーなどを使いにおい対策をしましょう。
普段の掃除ではなかなか目が行き届かないトイレの壁ですがぜひ実践してみてください!
トイレの水回りは毎日1か所だけすると後々ラクチン!
突然ですがあなたはどのぐらいの頻度でトイレ掃除をしていますか?
だいたいの方が1週間に1回が目安でしょう。
しかしトイレは毎日使う場所なので、汚れは少しずつ蓄積されていきます。
毎日しっかり掃除するのは、大変な作業で猫の手も借りたくなりますよね。
そこで「毎日1か所だけ掃除する」と決めて、汚れやすいところを掃除しましょう。
今日は便器、次の日はゆかなど汚れやすいところを少しづつ掃除することで、汚れをため込まず週に一回の掃除が楽になります。
これを実践するためにまずはトイレ道具にこだわるのもいいでしょう。
適当なものでそろえず、おしゃれなトイレブラシや気に入ったものを用意するだけで毎日の1か所掃除にやる気が出ます。
私はモノトーンで統一したかったので掃除用具は黒で統一しています。
インテリアにこだわるのもやる気アップの一つですね。
今はトイレシートやスプレーに香り付きのものも販売されているので気に入った香りで掃除のたびに癒されるのもいいですね。
いろいろな工夫をして毎日の続けられる努力をしていきましょう。
特に便座まわりや便器の中に汚れがつきやすいので、毎日汚れているところをチェックし日々のお掃除を楽にしていきましょう。
トイレの水回り掃除は男性にも協力を!家族との工夫で掃除を楽に!
汚れ防止に一番効果があるのは男性側に立って用を足すのではなく座ってしてもらうことです。
「え?そんなこと?」と思うでしょうが、立って用を足すと気を付けているつもりでも便器の裏や床に尿のしぶきが飛びます。
あるデータによると一回の飛び散る量は約400滴近くなるのだとか…
一回でこの量なら一週間で計算するとものすごい汚れになりますね!
この状態ではいくら掃除してもきりがありません。
私は主人に呼びかけて協力してもらったところ、だいぶお掃除が楽になりました!
男性に協力してもらうと、トイレ掃除に手間は軽減されますよ。
まとめ
- タンクの水回りはメラミンスポンジでこする。
- 汚れが気になるようだったら洗剤を合わせて使う
- タンクの内部は重曹のつけおきで汚れとにおいも改善
- 便器とタンクの隙間は使い古したタオルやハイソックスでお掃除する
- 便器の蓋の裏表はシートでしっかり拭く。汚れがとれない場合はスプレーもあわせて使いましょう
- 床のお掃除は掃除機でしないこと。
- トイレの壁は重曹、クエン酸スプレー、もしくはトイレシートで拭き掃除をする
- 毎日「1か所だけ掃除」を心がける
- 男性には立って用を足してもらって、汚れを防ぐ
いかがだったでしょうか?
トイレは毎日使うものなので常に清潔にしたいものです。今日から実践できるものなのでぜひ試してみてくださいね。