グリーンバックの布はネット通販や家電量販店で買うよりも100均のアイテムを活用することで安く抑えられます。
Zoomを使った会議やセミナーに参加するとき、自宅背景が映り込むのが嫌だなと思う方が多いのではないでしょうか。
プライベートな空間は映したくない!
私もZoomを使いはじめた頃、その都度念入りに片付けをしたり、映したくないものを別の場所へ移動したりと会議前にひと仕事をするのが多かった思い出があります。
グリーンバックの布があれば、自宅背景を合成することで毎回片付けをしなくて済むだけではなく、キレイに映してくれる役割も担ってくれます。
私はグリーンバックの布にそこまでお金をかけたくないので、100均で安く済むのなら嬉しいです!
100均のアイテムを使ってグリーンバックの布を作る方法や、zoomでの設定方法もご紹介します。
グリーンバックの布は100均での代用がおすすめ!
グリーンバックの布は100均では商品としては売っていません。
しかし、グリーンバックの布の材料となるものはすべて100均に揃っており、工夫するだけで簡単に代用品が作れます。
作る過程では難しい作業は一切なく、5分から10分ほどで簡単にグリーンバックの布ができます。
グリーンバックの布は大体いくらなの?
グリーンバックの布はネット通販や家電量販店で購入を考えた場合、約1,500円〜5,000円ほどかかります。
100均の良いところはなんといっても低価格なのが魅力的ですよね。
グリーンバックの布を100均のアイテムで代用することで1,500円以下に抑えられるのでお得です。
グリーンバックの布を買うか迷う場合は100均のアイテムを代用して様子をみるのもいいかもしれません。
私はお金をかけたくない理由から100均で作ったグリーンバックを使っていますが、使用感に不便なところもなく満足しています。
100均で簡単にグリーンバックの布を作る方法
100均のアイテムを活用してグリーンバックの布を作る方法をご紹介します。
グリーンバックを作るための材料はすべて100均で購入できます。
私はセリアよりもダイソーのほうがアイテムを揃えやすかったですよ。
手芸コーナにある緑色のフェルトを活用!!
グリーンバックの布は緑色のフェルトで代用できます。
フェルト1枚ではグリーンバックの布としては難しいですが、何枚もつなぎ合わせることで大きなグリーンバックの布が作れます。
特に光沢やツヤのないフェルトのほうがグリーンバックの布向きです。
フェルトの素材は柔らかく弾力性があるので丸めてもシワがつきにくい特徴があります。そのため、シワになってもアイロンをかければ直りますので長期的に使うことができるでしょう。
グリーンバックの布が大きいと収納に困る心配がありますが、フェルトは筒状に巻きコンパクトにできるので収納がしやすくなります。
大判フェルトは、100均の中ではダイソーが一番大きいのでおすすめですよ。
- グリーンのフェルト(70㎝×60㎝)4枚〜6枚
- 強力両面テープ(布用)
【フェルトでの作り方】
- フェルトの片側に布用の強力両面テープを貼る。
- 布用の強力両面テープを貼った部分にもう1枚フェルトを重ねる。
- 1と2の作業を繰り返す。
Zoomで顔だけが映るくらいであれば4枚ほど、上半身が映る場合は6枚ほどあればベストです。
私はZoomのときはフェルトで作ったグリーンバックを使っています。
サイズ感的に使いやすく、丸めて収納ができるので場所を取らないので重宝しています。
ブルーシートは広げるだけで代用が可能!
ブルーシートは青色ですが、グリーンバックの布として代用が可能です。
今はブルーシートの緑色バージョンもセリアでは売られています。
ブルーシートはフェルトのように貼り合わせる作業がないため、広げてすぐに設置することができるので1番楽かもしれません。
使い終わったら畳むだけなので片付けも簡単です。
私はフェルトのグリーンバックの布を作る前はブルーシートを使っていました。
急ぎで必要だったため、作る作業がないブルーシートがとても便利でした。
しかし、私の部屋ではブルーシートのサイズが大きかったのでフェルトのグリーンバックの布にしました。
大きいサイズのグリーンバックの布が欲しい方はブルーシートがいいかもしれません。
【用意するもの】
- ブルーシート(1.8×1.8m)
- はさみ
- ガムテープか画鋲
【ブルーシートでの作り方】
- ブルーシートを広げる。
- 背景を合成したい場所に固定する。
- ブルーシートが余ったときは折り畳むかハサミで切る。
ただ、ブルーシートは折り目やシワが入りやすく合成時に影響が出る可能性もあります。
使用するときはできるだけ折り目やシワを伸ばすようにしましょう。
緑の画用紙が大きなグリーンバックになる
緑の画用紙を貼り合わせて大きな1枚にすることで、グリーンバックの布の代わりになります。
色画用紙はいろんな色が入っているもののイメージがあると思いますが、今では単色でダイソーでは10枚入り、セリアでは8枚入りで売られています。
【用意するもの】
- 緑色の画用紙
- マスキングテープ
- ハサミ
【画用紙での作り方】
- 画用紙同士を隙間がないように並べる。
- 並べた画用紙をマスキングテープで貼り合わせる。
画用紙はフェルトやブルーシートより破れやすい特徴があるため、長期的に使用するのは難しいです。
ボール紙やダンボールなど厚い素材に画用紙を貼り合わせることで強度を上げられます。
画用紙はダイソーでは10枚入りで110円で買えますのでフェルトを何枚も買うよりも安く抑えられます。
しかし、画用紙は破れやすく収納時に折れてしまう可能性がありますので長期的に使うことが難しいと思います。
購入したリーンバックが届くまでの間の代用として画用紙のグリーンバックの布を使う形がいいかもしれません。
グリーンバックの布を100均の素材でつくるときのポイント
グリーンバックの布がイメージより簡単に作れるんだなと感じていただけたのではないでしょうか。
グリーンバックの布を作る過程で気をつけてほしいポイントが2つあります。
ここを意識すると自宅背景が綺麗に合成できますよ。
貼り合わせるときは隙間をなくす
フェルトや画用紙を貼り合わせる工程がある時は隙間をなくすことが大切になります。
少しでも隙間があると背景合成が上手に機能しない原因につながるからです。
私は不器用で細かい作業が得意ではなく、フェルトや画用紙の貼り合わせるときのズレることが多く綺麗に貼るのに苦労しました。
フェルトや画用紙を貼り合わせるときは、素材同士を少し重ね合わせるようにするとズレにくくなり貼り合わせやすかったです。
そうすることで隙間がなくなり、背景合成でも綺麗に映し出されます。
壁に固定するテープ選びには注意が必要!!
作ったグリーンバックの布を壁にテープで固定する場合、壁の素材を確認するようにしましょう。
壁の素材を確認せずにガムテープで貼り、テープの跡が残ったり壁紙が剥がれることがあります。
賃貸物件だった場合、張替え費用を負担せざる負えない可能性もありますので注意しましょう。
グリーンバックの布を壁に貼りたくない方はカーテンレールを活用するのがおすすめです。
カーテンレールにグリーンバックの布を置き、洗濯バサミで留めることで壁にテープを貼らずに済みます。
私も壁に貼りたくないのでカーテンレールに吊るす形で使っています。
グリーンバックの布はなぜ緑なのかを解説
グリーンバックの布はどうして緑がいいのでしょうか。
ブルーシートが使えるのに今は緑が使われることが多いです。
ブルーシート(青色)でもいいのか、緑の方がいいのか、どちらがいいのか気になったので解説していきます。
背景を緑や青にするのは人の肌色が関係している
背景を合成する仕組みには色が関係しています。
私は背景になるバックはどんな色でも使えるのではないかと思いました。
「緑じゃなくて青も使える=どの色でもいい」そんな発想を持っていました。
人と背景の色が同系色の場合、人と背景の境目がぼやけてしまいます。
逆に色が被らない反対色では、境目がはっきり分けられるため綺麗に合成することを知りました。
これに使われる色の表を色相環といい、デザインなどでよく使われています。
色相環では対象となる色に向かい合っている色が反対色になります。
このことから人の肌色にあたるオレンジなど赤みのある色には緑や青を背景バックにすることで綺麗にはっきりと合成ができるのです。
以前は青色のブルーバックが主流でしたが肌の血色がはっきりと見えることから緑色が使われるようになりました。
グリーンバックを使うとき、緑色の服や小物を身につけると背景と同化してしまうので気をつけましょう。
作ったグリーンバックの布を使ってzoomで背景合成しよう!
Zoomではただグリーンバックを置くだけでは背景合成はできません。
とはいっても、どうやって設定していいか分かりませんよね。
私も初めの頃は設定に手こずり、何度もネットで検索をしてました。
背景を合成させるにはZoom内で設定が必要になりますのでやり方を紹介します。
-
- Zoomのサイトに入りミーティングに参加
- 右上の⚙の設定をクリック
- 左側の一覧から背景フィルターを選択
- バーチャル背景をクリックし好きな背景を選択
- 左下に「グリーンスクリーンがあります」にチェック
ここで注意するのは左下にある「グリーンバックがあります」のチェックを入れることを忘れないようにしましょう。
スマートフォンではグリーンバックの設定がありません。
スマートフォンの機種によってはZoomアプリの背景合成ができないものもありますので注意しましょう。
私のスマートフォンもZoomアプリのバーチャル機能が使えず、Zoomはパソコンで行っています。
まとめ
- グリーンバックの布は100均のアイテムを使うことで代用できる
- グリーンバックの材料を揃えるならダイソーがおすすめ
- 100均のアイテム「緑色のフェルト」「ブルーシート」「緑色の画用紙」でグリーンバックの布が作れる
- グリーンバックの布を作るときのポイントは「隙間を作らないこと」「テープ選びを気をつけること」
- グリーンバックの布を壁に貼りたくない場合はカーテンレールを活用すること
- 約1,500円〜5,000円以上するグリーンバックの布を100均の商品を使うと、1,500円以下に抑えることができる
- 背景バックに緑や青を使う理由は色相環によって人の肌色に被らない色である反対色なので、綺麗に背景合成してくれる
- 今まではブルーバックが使われていたが、現在は肌色の発色がよく見えるグリーンバックが主に使われている
- グリーンバックの布をZoomで使用するときにはバーチャル背景の設定を行う
グリーンバックの布は近くの100均でアイテムを揃えれば誰でも簡単に作れるのでお得です。
わざわざネット通販で買うよりも低価格で抑えられますからね!
ネットで注文をして届くのを待つよりも100均に行って材料を買ってつくるほうが早いのかもしれません。
ぜひ、この記事を参考にしてグリーンバックの布をつくってみてください。