ふわとろのオムライスにだし巻きたまご、卵かけご飯など、卵料理は色々なバリエーションがありますよね。
私は中でもパパッと塩をかけて、できたてのゆで卵を食べるのが一番好きです。
ゆで卵をすぐ食べると、卵の味が濃く感じられて幸せな気分になります。
あなたは、ゆで卵がゆで上がったら冷蔵庫にすぐ入れていますか。
ゆでているから常温でも大丈夫と思われていたら、それは大きな間違いです。
ゆで卵は賞味期限がとても短く生卵よりも保存がきかないので、すぐに冷蔵庫で保存しないといけないのです。
なぜすぐに冷蔵庫で保存しないといけないのか、これから詳しく解説していきます。
ゆで卵の常識、どこまで知っているか是非チェックしてみてくださいね。
ゆで卵はすぐ冷蔵庫に入れなきゃだめ!!
前述しましたとおり、ゆで卵は出来上がったらすぐに冷蔵庫で保存することが大切です。
それはなぜかというと、卵白にはリゾチームという殺菌作用のある酵素があり、その働きにより長く保存ができ食べることができるのです。
しかし、そのリゾチームは熱に弱くゆでることで減ってしまい、ゆで卵は生卵よりも日持ちがしないのです。
私は今まで賞味期限が近付いてきた卵があった時にはゆで卵にして保存していましたが、それは逆に賞味期限を縮ませていたのですね。
火を入れたら安全で日持ちがするという考えは、すべての食材にあてはまることでないことを知り、とても勉強になりました。
今回リゾチームの存在を知り、当たり前に食べていた卵を見直すきっかけになりました。
また注意点としては、生卵に関してもスーパーなどで常温保存を見かけることもありますが、必ず冷蔵庫で保存をするようにしてくださいね。
温度を一定に保つためにドアポケットではなく、卵ケースや冷蔵室の奥のところにパックに入れたままの保存が推奨されています。
卵をパックから取り出して入れると、卵の殻に付いているサルモネラ菌が他の食材に移る危険性があるので、パックに入れたまま保存しましょう。
卵のパックには卵が割れないように保護する以外にも、このようなメリットがあるんだと知れたことは、本当にためになりました。
ゆで卵の賞味期限は大体3~4日くらい
ゆで卵は実際何日ぐらい食べることができるのでしょうか。
日本卵業協会の公式ホームページに、以下のような記載があります。
家庭では硬くゆでた場合10℃保管で殻にヒビのない場合3~4日、いつヒビが入ったかわからないものは食べるのを控え、殻を剥いたものはその日のうちに食べることをお勧めします。
引用 日本卵業協会
ゆで卵が余った時はあとですぐ食べやすいように殻をむいてから冷蔵庫で保管していたのですが、これは余計に日持ちを短くしていたのですね。
ゆでた後は殻があるかどうかはそんなに影響しないと思っていたので、私の認識が間違っていることがわかりました。
それでは、ゆで卵を更に日持ちさせるにはどうすればいいでのしょうか。
卵の専門家や栄養士の方々などがそのまま丸ごとの冷凍ではなく、卵サンドイッチの具の状態で保存するのをおすすめされていました。
実際に冷凍するとどんな味になるのか興味が湧いて実際に作ってみました。
私は今までゆで卵を冷凍したことはなかったので、どんな状態になるのか楽しみでした。
まず硬めのゆで卵にマヨネーズと塩を混ぜてサンドイッチの具を作り、一晩冷凍しました。
そして、翌朝に冷凍庫から冷蔵庫から移動させ、冷蔵庫の中で自然解凍をしました。
冷蔵庫に移してから約12時間後、パンにはさんで食べてみました。
冷凍すると味はだいぶ落ちるのかなと思ってましたが、できたてと比べてもそんなに大差を感じないほど美味しかったです。
解凍後に水っぽくなり味が薄くなることはなく、もう一度マヨネーズや調味料を加える必要もなかったです。
むしろ時間を置いている分、マヨネーズや塩が卵に馴染んでいるように感じました。
ただ解凍時間はもう少し必要で、一部食べてみるとシャリシャリしてシャーベット状になっている部分がありました。
お弁当でサンドイッチを持っていきたい時は、もっと早めに解凍しないといけませんね。
これだけ美味しいなら、時間のある日にまとめて作っておこうと思いました。
こちらの卵サンドイッチの具は約1ヶ月冷凍保存ができ、こちらの方法によりゆで卵の賞味期限を何倍にも伸ばすことができることがわかりました。
最高に美味しいゆで卵の作り方を見つけた!!
あなたは普段ゆで卵を作る時、水からゆではじめますか。もしくはお湯を使いますか。
最高に美味しいゆで卵を作ってみたいと思い、ネットで色々レシピを探してみました。
その中で私が作ってみたいと思ったのが、一般社団法人日本ゆでたまご協会のレシピでした。
こちらの団体は2019年の2月に発足され、ゆで卵の作り方やおすすめのレシピをホームページで紹介しています。
引用 日本ゆでたまご協会
- 冷蔵庫から卵を取り出し、常温に戻す。
- 針や穴あけ器などで卵に穴を開けておく。
- お鍋の水が沸騰したら、お鍋の中にそっと入れる。
- Mサイズなら6分30秒、Lサイズなら7分30秒ゆでる。
- もし殻にヒビが入っても中身が出ないように、お湯の中にお酢を少し入れる。
- 黄身が中央に寄るように、箸で卵を転がす。
- 時間になったら、卵を取り出し冷水につける。
Mサイズの卵で時間通りにゆでたところ、理想的な半熟のゆで卵ができあがり、さすがのレシピだと思いました。
私が実際に作る時は卵に穴をあける工程はしませんでしたが、冷水につけるだけでもスルスルと殻がむけました。
ゆで卵もこだわって作ると、これだけ味が違うのかと感動しました。
そして、今回ゆで卵を作る時に一つだけ殻にヒビが入ってしまいました。
しかし、レシピ通りお湯にお酢を入れると白身が少し出た後、それ以上白身が流れ出ることはありませんでした。
私は今まで殻が破れたままゆで続け白身がたくさん流れ出て、その分一回り小さいゆで卵ができることが何度もありました。
これは本当に役立つ知恵が知れて嬉しくなりました。
もちろん少し垂らす程度なのでゆで卵の味に影響することはありませんので、是非あなたも試してみてくださいね。
ゆで卵を電子レンジで作ってみよう♪
あなたは今まで電子レンジを使ってゆで卵を作れないかと思ったことはありませんか。
電子レンジ用のゆで卵メーカーを買わないと、私はできないと思っていました。
ですが、家にあるもので電子レンジで作っている人を見つけ、実際に作ってみました。
とても簡単で時間のない時に何かをしながらできるので、楽チンでしたよ。
必要なものはカップとアルミホイルとラップだけなんて嬉しいですね。
- 生卵をアルミホイルで全体を隙間のないように包み込みます。
- カップにアルミホイルで包んだ卵を入れ、卵がかぶるぐらいまで水を入れます。
- カップにふんわりとラップをかけて電子レンジ500Wで5分、そのまま5分位放置します。
実際に作った人を見ても電子レンジの中で卵が爆発しないか、正直恐る恐るやりました。
私は実際に洗い物をしながら電子レンジでゆで卵を作り、500Wで5分やったあと、庫内で3分放置しました。
5分置かなければいけないところをすっかり忘れて3分ぐらいで出してしまい、その結果とろとろすぎる半熟卵になってしまいました。
色々な時間を試して、あなた好みのゆで卵を是非作ってくださいね。
ただ一つ気になったのは、アルミホイルから何か溶け出すのか、ゆで卵ができた後のカップの中の水がうすく濁っていました。
卵の殻があるのでそんなに気にしなくてもいいのかもしれませんが、ご自身で試して気になる方は普段どおりお鍋で作ってくださいね。
私としてはその時の状況で、鍋と電子レンジでの作りかたを使い分けていこうと思いました。
食べた感想としては白身の部分がお鍋で作る時よりも、ふんわりしているように感じ、美味しかったです。
まとめ
- ゆで卵はすぐに冷蔵庫で保存することが基本
- 卵白にはリゾチームという殺菌効果のある酵素があるが、ゆでると減ってしまうので、ゆで卵は生卵よりも日持ちしない
- 生卵を冷蔵庫で保存する時はパックのままで保存するようにする
- ゆで卵の賞味期限は殻にヒビがない状態で3~4日、殻を剥いたものはその日のうちに食べるようにする
- ゆで卵の日持ちを伸ばすにはサンドイッチの具にして冷凍するのがオススメで、約1ヶ月冷凍保存が可能
- 日本ゆでたまご協会のレシピでゆで卵を作ると、理想的な半熟のゆで卵ができる
- ゆでる際にお湯に酢を入れると、卵の殻にヒビが入っていても白身がたくさん流れ出ることがなくなる
- アルミホイルとカップとラップがあれば、電子レンジでもゆで卵ができる
あなたは今回ご紹介したゆで卵の常識、すべて知っていましたか。
きっと知らなかったと驚かれた方も少なくないと思います。
今や、ゆで卵は家庭で作るだけでなく、コンビニでも手軽に買うことができます。
仕事や学校の帰りにコンビニで買うゆで卵が小さな楽しみという口コミも、いくつかSNSで見かけました。
あなたのライフスタイルにあった方法で、ゆで卵を気軽に取り入れてくださいね。
きっとゆで卵の美味しさを再認識されると思いますよ♪