サンサンスポンジとセリアのスポンジは同じ素材からできています。
SNSなどでいま話題になっているサンサンスポンジとはどんな商品なのか、気になっている方も多いのではないでしょうか?
価格は高いですが長持ちするのでお買い得と聞き、私もずっと気になっていたので調べてみることにしました。
またセリアの水切れの良いスポンジはサンサンスポンジに似ているそうです。
どちらも似ているのであればお得な方を選びたいですよね。
そこでサンサンスポンジとセリアのスポンジの使用感を検証したところ、一長一短があることが分かったので徹底解説します。
使用感は人それぞれですが、私はセリアのスポンジも優秀なので十分使えると感じました。
ぜひあなたに合ったスポンジを選ぶための参考にしてくださいね。
サンサンスポンジとセリアのスポンジの素材は同じ
サンサンスポンジとセリアの水切れの良いスポンジは「ポリウレタンフォーム」という同じ素材で作られています。
さらにサンサンスポンジは「高品質ポリウレタン」を使用しているため、柔らかいけれど弾力があり、高い形状記憶でへたりにくいのが特長です。
そしてもう一つの特長として、サンサンスポンジの素材であるポリウレタンが「膜を飛ばした構造」になっており「泡立ちのよさ・水切れの速さ」が抜群です。
またセリアにもサンサンスポンジによく似た ”水切れの良いスポンジ” があるというので、気になった私はさっそく試すことにしました。
高価なサンサンスポンジに対して、セリアのスポンジはなんと言っても税込み110円で買えるアイテムなので試してみる価値はありますよね。
実際にサンサンスポンジとセリアの水切りスポンジを使い比べてみたら、それぞれに特長がありました。
サンサンスポンジは圧倒的な耐久性が話題
いま話題になっているサンサンスポンジは、従来のスポンジの概念を覆すような耐久性が話題です。
長期間使用しても長持ちするので、1年くらい使い続けている人もいるそうです。
高品質なポリウレタンを使用していることが圧倒的な耐久性の理由です。
ポリウレタンはプラスチック素材ですが、別名ウレタンゴムとも言われるくらい耐摩耗性や弾性、耐油性に優れた素材です。
スポーツシューズの靴底などにもポリウレタンが使用されるので、かなり耐久性が高いということがわかりますね。
そんな高品質なポリウレタンを使った耐久性の高いサンサンスポンジを、どんな会社が作っているのか気になったので調べてみました。
するとダイニチ・コーポレーションが作っていることが分かりました。
元々は洗剤を作っている工場で、業務用を家庭向けに改良した食器用固形洗剤の製造販売を行っていました。
そして固形洗剤と相性のよいスポンジとして開発されたのがサンサンスポンジです。
株式会社ダイニチ・コーポレーション公式
サンサンスポンジは膜飛ばし構造なので水切れが速い
膜飛ばし構造は、ポリウレタンの気泡ひとつひとつの膜を無くしているので通気性に優れ、水切れが速いのが特長です。
キッチンや浴槽用などのスポンジ以外にも、洗顔用泡立てスポンジとしても人気のある素材になります。
サンサンスポンジの膜飛ばし構造のスポンジは、網目が粗くできているため通気性がよく水切れがとても速いです。
一方でセリアの水切れの良いスポンジには「両面無膜スポンジ」と明記され、膜飛ばし構造と似ています。
そこでダイニチ・コーポレーションに問い合わせたところ、「無膜構造と同じと考えて良い」と教えていただきました。
サンサンスポンジとセリアの水切れの良いスポンジは、どちらもポリウレタンでできており、さらに膜飛ばしという構造であることも同じということがわかりました。
ここからは実際に私がサンサンスポンジと、セリアの水切れの良いスポンジの使用感を検証してみた結果を解説します。
サンサンスポンジは圧縮して届くので収納に便利
私がサンサンスポンジを通販で注文したところ、圧縮した状態で送られてきたので驚きました。
ポストに届いたときに、スポンジが入っているはずの封筒が薄いので「おかしいな」と思いながら開封しました。
圧縮されたスポンジを見て不安になりましたが、袋を開封するとすぐにふっくらと膨らみ普通のスポンジと同じになりましたよ。
最初に開封する時は少しドキドキしましたが、圧縮されているとコンパクトなので戸棚に保管しておくのもかさばらず便利だなと感じました。
見出し下の写真は、上側が圧縮状態のサンサンスポンジ、下側は袋から出して膨らんだ状態のサンサンスポンジです。
袋から出したスポンジのサイズは
【横7.5cm×縦14.5cm×厚み3.5cm】です。
軽くて手触りはシャリシャリ感がありますが、握るとふわっと潰れすぐに元の形状に戻りました。
サンサンスポンジの泡立ちは良いが衛生面に不安あり
実際に台所用洗剤をつけてサンサンスポンジを泡立ててみると、とても柔らかく泡立てやすいなという印象でした。
水分を含ませてから洗剤を乗せ、2~3回スポンジをぎゅっと揉むとすぐに洗剤が泡立ってきます。
しっかりとした弾力があるのでへたりにくいというのも理由が分かり納得です。
SNSではモコモコに泡立つと話題になっていたので、どんな泡ができるのだろうと思いましたが期待したほどではありませんでした。
普通のスポンジでもしっかり泡立つのもあるので、私は泡立ちに関して抜群に良かったとは感じませんでした。
つぎは洗浄力を検証するためにカレーがついたお皿を洗ってみました。
カレーやミートソースは汚れを落としにくいですよね。
私はいつも食事の後のカレーのお皿を洗うのは億劫です。
カレーがこびりついているお皿を、台所洗剤をつけてサンサンスポンジで1回のみ擦った状態です。
つるんと滑りはよかったのですが油分は少し残ります。
この後ていねいに何度か擦り洗いをしたら、油汚れは残らず気持ちよくカレーのお皿を洗えました。
しかしお皿を洗った後のスポンジには油分が残ってしまい、軽く洗い流しただけでは綺麗に落ちず少しべたついています。
またカレールーが網目の中に入り込んでしまったので、これを綺麗に落とすのに手間がかかってしまいました。
スポンジに食材が残ったままになったらとても不衛生なので、ここはマイナスポイントに感じました。
セリアのスポンジはきめ細かい泡立ちで衛生的
セリアの水切れの良いスポンジを泡立てたところ、泡立ち感はサンサンスポンジと同等くらいでした。
サンサンスポンジの時と同じ分量の洗剤を乗せ、スポンジをぎゅっと揉んだらすぐにしっかり泡立ちます。
感覚的には特別モコモコ泡立つという感じではなく、普通に良く泡立つという感じがしました。
硬さはサンサンスポンジよりやや硬めでしたが、しっかり弾力のあるスポンジでした。
私は手になじみやすいスリム型を購入したので、洗剤の泡もきめ細かくとても使いやすかったです。
セリアのスポンジでもカレーのお皿を洗ってみました。
サンサンスポンジの時と同じような感じで汚れを1回だけ擦ってみます。
サンサンスポンジとあまり大差なく、こびりついたカレーがするっと落ちました。
でも1度では落としきれず、このあと数回擦ってきれいにしました。
こちらのスポンジにもカレーが付きましたが網目の中に入り込まずに汚れが流れ落ちて、油分も残らず洗った後のスポンジはベタベタしませんでした。
どちらも同じ膜飛ばし構造のスポンジですが網目の粗さに少し違いがあります。
サンサンスポンジよりセリアのスポンジのほうが粗い網目です。
その分、水の通りが良く食材が詰まらずに流れたのかも知れません。
セリアのスポンジはサイズ・色・構造の違うものが7種類も展開されていました。
・大き目タイプ
・粗目タイプ
・スリムタイプ
・不織布タイプ
・ハード不織布タイプ
・miniタイプ(白黒2個入り)
・一層タイプ
手になじみやすいスリムタイプや鍋類をしっかり洗える3層構造の不織布のスポンジなどがあり、用途に合わせて選べるのがいいですね。
私は2層構造のスポンジを選びましたが、手になじみやすい大きさなのでコップなどもしっかり洗えそうです。
水切れの良いスポンジシリーズは、清掃用品の棚に陳列されていました。
とても探しやすい場所にあったので、探し回ることなくすぐに見つけることができましたよ。
セリアでスポンジを探すときは目安にしてください。
他にもいろいろなスポンジがありましたが、無膜スポンジと書かれたものはこちらの商品だけでした。
水切れのよさはサンサンスポンジが優秀
どちらのスポンジも使い終わったあとにぎゅっと絞って水気を切り1時間後にどうなっているのか、水切れの良さについて調べました。
その結果、サンサンスポンジはほとんど水分がなくなりさらっと乾いています。
一方セリアのスポンジは8割くらい乾いていましたが、まだ少し湿りが残っていました。
セリアのスポンジがまだ湿っていたのは2層になっているためではないかと思われます。
片方は洗い網目なのですが、もう片方は目の細かいスポンジ状になっているため乾きにくかったようです。
サンサンスポンジは一層の仕様ですので、圧倒的に水切れは優秀でした。
サンサンスポンジの口コミには低評価意見もある
つぎはサンサンスポンジの口コミを調査しました。
当初サンサンスポンジに良いイメージを持っていましが、使用してみると私が感じたことと同じような低評価意見もありました。
特に目が粗いので食品がスポンジに入り込んでしまう点は不衛生だなと感じます。
それにやわらかいスポンだと鍋やフライパンのこびりつきを落とすのには向いていないようです。
それではサンサンスポンジの口コミ、高評価と低評価の両方をあわせてご覧ください。
サンサンスポンジの高評価は丈夫さと泡立ちのよさ
私がサンサンスポンジを使ってみて感じたのは、スポンジの柔らかさと弾力の両方を兼ね備えていることでした。
ぎゅっと握るとフワッとしていますが離すとすぐに元の形状に戻ります。
泡立ちが良いのはこのタフさと関係があるのではないでしょうか。
・握りやすい質感で泡立ちがとてもよい
・ホントに1年使えた
・本当にへたらない!しっかりしているので少ない洗剤でもよく落ちる
・圧縮されているのでストックがかさばらない
・丈夫なため食器用から掃除用に下ろした後も外で使っている
・少量の洗剤でもこもこの泡ができる
・サンサンスポンジは泡立ちの良い状態が持続する
・途中で洗剤を足さなくても洗えるので洗剤使用料を削減できる
調査した口コミでも、やはり握りやすい質感が挙がっていましたね。
スポンジが良い状態のまま長持ちするほどの丈夫さも、主婦としてはとても嬉しいところです。
長く大切に使いたい人には、サンサンスポンジがおすすめです。
サンサンスポンジの低評価は食材の入り込みが原因
わたしはサンサンスポンジを使ってカレーのお皿を洗った時に、食材が絡みついて網目の中に入り込むのが嫌だなと感じました。
これでは入り込んだ細かい食材がいつまでもスポンジの中に残ってしまい、完全に取り除くために手間がかかってしまいます。
またスポンジに付着した油分がなかなか取れず、ベタっとしていたのも気になりました。
・目が荒いので、洗い終わるとご飯粒などの食材がスポンジに入り込んで取りにくい
・鍋のこびりつきがとれない
・冷水筒の角などはやはり洗いにくかった
・泡立ちが悪く100均のスポンジよりも洗剤を使う量が増えている
・スポンジの割に高額だった
・汚れの少ないものは洗いやすいですが、鍋などの汚れがとにかく落ちない
・プラスチック製の食器のヌメリ残りがすごく、結局他のスポンジにすぐに戻った
低評価の口コミを見てみると、やはり私と同じように感じた人もいたようです。
私は、鍋は洗わなかったのですが口コミでは鍋のこびりつきが取れなかったという意見もありました。
これはスポンジの柔らかさが原因で、サンサンスポンジを使用するときは予洗いをしっかりするなどの対策をすると気持ちよく汚れが落とせるのではないでしょうか。
サンサンスポンジとセリアのスポンジとの比較
口コミやサンサンスポンジとセリアの水切れの良いスポンジを使った検証結果からは、どちらにも一長一短があることが分かりました。
口コミもさまざまな意見がありましたが、実際のところはどうなの?と思っている方もいるでしょう。
メリット | デメリット | |
サンサンスポンジ | ・耐久性がある ・長持ちする ・使い続ける人にはお得 | ・値段が高い ・網目が粗く食材が入り込んでしまう |
セリア水切りスポンジ | ・素材が一緒 ・値段が安い ・こまめに取り換えたい人向け | ・耐久性にやや欠ける |
サンサンスポンジは荒い網目にご飯粒が入り込んでしまい、それを取り除く作業が本当に面倒だなと感じました。
しかし予洗いをしっかりしておくなどの対策をすることで解消できそうです。
耐久性をそれほど重要視せず、スポンジが汚れたらこまめに新品に取り替えたいと考える人には、高価なサンサンスポンジよりセリアの水切りスポンジがおすすめです。
私はどちらかというとスポンジはこまめに新品を使いたい派なので、セリアの水切りスポンジがいいなと感じています。
サンサンスポンジは高価ですが耐久性があり長持ちするので、使い続ける派の人にはかえってお買い得になるでしょう。
サンサンスポンジは、すぐに食器洗いをする場合には油汚れもきれいに落とせましたが、少し時間を置くほど汚れが落としづらくなしました。
生活スタイルや、それぞれの好みに合ったスポンジの選び方をするのがよいのではないでしょうか。
あなたが使いたいと思うスポンジを見つける参考にしてくださいね。
どこで買えるか調べたら通販での購入がおすすめ
サンサンスポンジがどこで買えるのか知りたいと思っている方も多いと思いますが、残念ながら店舗での販売はしていませんでした。
ダイニチ・コーポレーションの公式サイトを見ると、移動販売車でのPOP UP STORE開催をされることもあるようですのでチェックしてみて下さいね。
サンサンスポンジはニトリやコストコでも買うことはできないため、通販サイトで購入するのがおすすめです。
私はYahoo!ショッピングで購入しましたが、ほかにはAmazon・楽天でも購入可能です。
もちろんダイニチ・コーポレーションの公式サイトから直接購入することもできます。
価格もそれぞれ違いますので気に入ったところで購入してみてくださいね。
ダイソーにもサンサンスポンジに似たスポンジがある
実は100均のダイソーにも同じポリウレタン素材のスポンジがありました。
こちらはセリアの水切りスポンジよりカラー展開がカラフルになっていました。
ポップなカラーなのでキッチンが明るくなるのが嬉しいですね。
億劫な食器洗いを少しでも楽しくこなせそうです。
ダイソーの通販サイトでキッチンスポンジを調べてみました。
ポリウレタンフォームを使った無膜スポンジ仕様と書かれているのでこちらも耐久性があり、水切れが速そうですね。
・品名:キッチンスポンジ(無膜スポンジ仕様2個入り)
・材質:ポリウレタンフォーム
・耐熱温度:90℃
・サイズ:【7cm×3.5cm×11cm】
・内容量:2個入
・種類(色、柄、デザイン):イエロー グリーン 、イエロー ピンク
無膜スポンジ仕様のものは、通常とは違い気泡一つ一つの膜を無くす事で通気性や乾燥性に優れ、水切れが良いのが特長です。
このような説明がダイソーのキッチンスポンジに書かれていました。
私はダイソーのスポンジをまだ買ったことがありませんが、見つけたら試してみたいと思います。
ダイソー公式
ダスキンスポンジも耐久性が高いと評判!
サンサンスポンジは耐久性が高いことが人気の理由です。
同じように耐久性で人気のあるダスキンスポンジについても調べてみました。
私の知人もダスキンスポンジを長年愛用しているという方がいました。
ではダスキンのスポンジはどんなスポンジなのでしょうか?
・品名:台所用スポンジ(ハードタイプ)
・材質:ウレタンフォーム(無機系抗菌剤使用※)・ナイロン不織布(研磨剤入り)
・耐熱温度:70℃
・サイズ:【約6.5cm×12.5cm×3.5cm】
耐久性の高さは材質がウレタンフォームのスポンジのためですが、無膜スポンジではありません。
しかし研磨剤入り不織布と細かい網目気泡スポンジに洗剤の保持力を上げる効果があり、大きな網目気泡スポンジが泡立ちと水切れの良さをもつ、3層構造になっています。
サンサンスポンジが得意とする機能と同じような機能がダスキンスポンジにもあるようです。
研磨剤入り不織布はこびりつきも落とせる仕様なので、固めのスポンジです。
サンサンスポンジのような柔らかいスポンジがお好みの方には、ちょっと硬すぎると感じるかも知れません。
株式会社ダスキン公式
まとめ
- サンサンスポンジとセリアの水切りスポンジは同じ素材である
- サンサンスポンジは高品質ポリウレタンで作られているから、へたりにくい
- 泡立ちはどちらのスポンジも互角、水切れはサンサンスポンジが優秀だった
- 膜飛ばしのスポンジは網目に食品が入り込んでしまうため不衛生になりがち
- サンサンスポンジの口コミを調査したら、高評価・低評価に意見が分かれた
- サンサンスポンジは店舗販売していないため、通販で購入するのがおすすめ
- ダイソーにもカラフルな無膜スポンジがある
- 人気のあるダスキンスポンジは、耐久性の高いウレタンフォームで作られている
ポリウレタンの素材や膜飛ばしなどの構造も分かったので、スポンジ選びの参考になったでしょうか?
あなたならどのスポンジを使ってみたいと思われましたか?
主婦は毎日食事の準備や食器や調理器具の後片付けをしています。
少しでも効率よく、しかもお得に家事をこなしたいと思っている人がほとんどですよね。
私も仕事をしながら毎日の食事作りと後片づけをしているので、たかがスポンジといえど使いやすいスポンジに変えることで少しでも日々の小さなストレスを減らしたいです。
家事は小さなことの積み重ねであり日によっては億劫に感じることも多い食器洗いですが、イライラするばかりでは損です。
食器の汚れがつるんと気持ちよく落ちるのと同時に、何となく感じている今日一日のストレスも一緒に洗い流せたら素敵だと思いませんか?
私は家を留守にしがちなので、通販ではなく近所にあるセリアでスポンジを購入します。
あなたも値段と使い心地を比較して、生活スタイルや好みに合ったスポンジで家事を少しでも楽しく効果的にこなしてくださいね。