おうちでDIYをする際に活躍する水性ペンキは、実は100均で揃えられます。
色も種類も豊富でデザインもオシャレでかわいいものがたくさんあります。
実際店舗に行って商品を手にしてみると、100均だからといって見くびってはいけないと反省したほどです。
しかも、用途はDIYだけにとどまらず、子供と一緒に遊ぶこともできます!
水性ペンキの魅力は、なんといってもその使いやすさと手軽さ。
油性ペンキに比べて臭いも少なく環境にも優しいので、子供にも安心して使ってもらえます。
これから水性ペンキの使用を考えているという方も、水性と油性の違いがそもそもよく分からないという方も、「一度使ってみよう!」ときっと思うはず♪
気軽に安全に使用できる100均の水性ペンキの魅力を一緒に覗いてみましょう。
本格的に壁を塗って模様替えを楽しみたい方はイマジンウォールペイントというのがあります。
伸びがよくて匂いも少なく、壁紙のうえから塗っても安心なペンキです♪
水性ペンキは100均でも豊富な品揃え!3社徹底比較
100均にある水性ペンキは、ダイソー、セリアで購入可能であり、色も白だけではありません。
カラーバリエーションも豊富なため、自分好みのものがきっと見つかるはずです。
ですが、何色あるのか、どこの100均に売っているのか、使いやすいものなのか等、気になる点がありますよね。
ここでは、各社の水性ペンキを、その特徴とともに紹介していきたいと思います。
ダイソーのナチュラルミルクペイント
- 全7色
- 天然由来のミルク原料配合
- 発色がきれい
- ノビが良く塗りやすい
- ボトルは手になじんで握りやすく、安定感あり
ダイソーの「ナチュラルミルクペイント」は、カゼイン配合の塗料であることが一番の特徴です。
天然由来のミルク原料のため、安心して使用することができますし、色の種類も豊富で発色も美しいです。
天然由来の成分なので、小さなお子さんがいる家庭や、子供と一緒に使用する場合にはこちらの商品がおすすめですよ。
セリアのWater Paint
- 全4色
- パステル系の色合いが多い
- 1度塗りでは薄いので2度塗り推奨
- 塗りムラなく初心者にも扱いやすい
- 注ぎ口が小さいため中身を受け皿に入れやすい
セリアの「Water Paint」は、パステルカラーで揃えられているため、淡く柔らかい色が特徴です。
ダイソーと違いはっきりとした鮮やかな色味はないですが、調和の取れた統一感ある雰囲気を出したい場合におすすめです。
ダイソー、セリアともに、扱いやすく安心して使用できるものばかりです。
優しい色合いで統一されているセリアの「Water Paint」は、柔らかな印象で統一感を出したいときにおすすめです。
子供とより安全に楽しみたい場合は、ダイソーのミルク成分由来原料が配合されている「ナチュラルミルクペイント」を選ぶと良いでしょう。
ちなみに、キャンドゥについては残念ながら取り扱いがないとのことで、水性ペンキはありませんでした。
子供と遊ぼう!水性ペンキは服が汚れても大丈夫
水性ペンキは、子供と一緒にアート活動やクラフト作品などの制作を楽しむことができる優秀なアイテムです。
以前、カラーボックスのリメイクで水性ペンキを使用していた際に、私の隣で子供がペイントをして遊んでいました。
汚れてもいいように敷いておいた新聞紙の上に、好きなように筆を走らせながらキラキラの笑顔で楽しんでいました。
もうそれだけで子どもにとっては一つの遊びになりますね。
にこにこでペンキを使う姿を見て、私も楽しい気持ちになったことを覚えています。
ここからは、水性ペンキを使用した子供との遊びや、手や服についたときの対処法を紹介します。
フォトフレームなどの色塗り体験
フォトフレームや木のブロックなど、身の回りのものを使って色塗り体験をしてみる遊びにも水性ペンキは最適です。
子どもの想像力は無限大ですが、こちらの遊びはまさに想像力を掻き立てられます。
思うままに色塗りをして、水性ペンキの楽しさを感じてみて下さい。
出来上がった世界で一つだけの作品に、子供は大喜び間違いなしです!
ちなみに、私の子供は5本の筆に別々の水性ペンキをつけて、それをまとめて手に持ち、虹のようなフォトフレームを作っていました!
シールや切り絵などを使ったプレート作り
シールを使用してのプレート作りは、一味違った面白さがあって大人も子供もたのしめます。
動物のシルエットやひらがなのシール、なんでも良いです。
そのシールを、作成するプレートの上にしっかり密着させて貼ります。
そして貼った上から思うままに色を塗りましょう。
刷毛で塗ってもよし、手で塗ってもよし、タオルのような素材でぽんぽんと軽くたたくように塗ってもよし。
塗り終えたら、しっかりと乾くまで待ちましょう。
乾燥が確認できたら、そっとシールを剥がしてみてください。
上から見ると塗りつぶしているので良く分からないかもしれません。
乾いた後にシールを剥がすとシルエットが浮かんできて、感動すること間違いなし!
どんな出来上がりかは、やってみてのお楽しみ!
シールを剥がすまで、完成が想像できない、わくわく感が味わえますよ♪
シールに限らず、丸や三角などに切ったものや切り絵を使用してみるのも楽しめそうですね。
子供が作ったときには、うまくシールが貼れてなかったようで少し失敗気味でしたが、それでも剥がす際はわくわくして興奮していました!
素材実験と色実験
素材実験、色実験遊びは、その名の通り様々なものを水性ペンキで塗る実験遊び。
紙はもちろん、木材、プラスチック、石などあらゆる素材に塗ることができるのが水性ペンキです。
ですが筆、スポンジ、指など、色々なツールを使って自由に表現できるのも特徴です。
段ボールや牛乳パック、たまごのパックやカラーボックスなど、家にあるものを用意しましょう。
どの素材のものがキレイに塗れるのか、どんなふうに仕上がるのか、という実験をしてみるのも楽しいですよ。
カラーバリエーションも豊富で、鮮やかでポップな色から柔らかなパステルカラーまで種類が多く、複数の色を組み合わせることで、さまざまな色彩表現も可能です。
重ね塗りなど色の濃淡を出して表現を変えて塗ってみるなど、思いつく限りの実験遊びをしてみましょう!
実際に私の子供は石を塗って遊んでいました。
紙に塗るときとは違い、塗る感触と質感が楽しいようで、カラフルな石をいくつも作っていました!
そしてできた石は大切に子供部屋に飾っています。
子供が水性ペンキを使えば、素材やツールの分だけ遊びが広がり、親子で楽しい時間を過ごすことができますね。
子供と一緒に水性ペンキを使用する際は、必ず保護者の監督のもとで行うようにしましょう。
手や服についても安心
水性ペンキで遊ぶとどうしても手や服についてしまいます。
子どもたちはあちこちに汚してしまいますので、そういった時の対処法をご紹介しますね。
水性ペンキは、手についても心配ありません。
なぜなら、石鹸や水で簡単に洗い流すことができるからです。
環境に優しい塗料のため、子供が扱っても安全。
もしも手や肌についたペンキが落ちにくいときには、オリーブオイルなどを使用してみてください。
以前、実際に使用したことがあるのですが、スッキリとよく落ちました。
最後に、服についた水性ペンキも、ちゃんと落とせるので安心してください。
乾く前であれば、水で洗い流して、ぬるま湯にしばらくつけてもみ洗いをした後に洗濯機でいつものように洗濯すればOKです。
ただし、乾いてしまった場合はペンキを完全に落とすことは難しくなります。乾ききる前に対処することがポイントです。
水性ペンキは屋内か屋外か用途によって使い分けを
水性ペンキを使用するにあたっては、その使用意図によって変わってきます。
DIYとしての使用であれば、屋内での使用がいいでしょう。
油性ペンキに比べて耐久性が低いため、このような場合は屋外での使用はおすすめできません。
一方耐久を求める場合は、油性ペンキを使用するなどして、使い分けが必要です。
その際は屋外での使用を心掛けてください。
しかし、水性ペンキだからと言って、雨が降ると塗装が落ちるわけではありません。
しっかり乾燥した後であれば、水性ペンキを使用しても雨や水分で塗装が剥がれてしまう心配はありません。
また、子供と一緒に遊ぶ目的で利用する場合は、屋内屋外どちらで使用しても問題ありません。
汚れなどを気にしてしまうことを考えると、むしろ屋外での使用のほうが適しているかもしれませんね。
我が家では、水性ペンキを使用するときは基本的に室内で使用します。
雨の日や外遊びができないときに遊ぶ機会が多いためです。
新聞紙を広げて使用すれば、床などが汚れる心配もないですよ。
水性ペンキの落とし方
水性ペンキを落としたい場合は、種類によって落とし方が変わってきます。
それぞれチェックしてみましょう。
対象 | 乾く前 | 乾いた後 |
壁や床 | タオルや雑巾でふき取る |
・除光液や無水エタノールをスポンジなどに染み込ませ、叩くまたは抑える ・シールはがしスプレーを使う |
ガラス | ・塗料用のうすめ液を使う | |
プラスチック |
・専用の剥離剤を使用する ・全体的に塗り直す |
なお、床はワックスが剥がれてしまう可能性があるので注意が必要です。
また、塗料用のうすめ液は、プラスチックを溶かしてしまう可能性があるため、使用は避けましょう。
ペンキがついてしまったときは早めに落とすことが大切だということが分かりました。
乾けば乾くほど落ちにくくなるため、注意が必要です。
水性ペンキを使用するときには汚れてもよい服装を準備する、シートを敷いた上で作業をするなど、対策をした上で使うようにしましょう。
水性ペンキの乾燥時間と塗り方を調査!油性との違いも解説
水性ペンキは油性ペンキよりも乾きが早く、夏場であれば早くて30分ほどで乾燥します。
普段から子供と一緒に遊べるものはないかと常にアンテナを張っている私は、100均で水性ペンキを見つけた時、「子どもと一緒に遊べそう!」とすぐに思いました。
しかし同時に、「安心して使えるのかな。そもそも水性と油性の違いが良く分からない。」という疑問も抱きました。
これから使用を考えている方の中には、水性ペンキのことが詳しく分からないために、使用すること自体をためらう人もいるかもしれません。
そういった方たちの不安要素を解消するためにも、水性ペンキと油性ペンキの違いや乾燥時間など、その特徴を見ていきましょう。
水性ペンキと油性ペンキの特徴をまとめてみた
水性ペンキと油性ペンキ、この2つの違いがきっちり分かる方もいれば、そうでない方もいると思います。
下記にそれぞれの特徴をまとめてみましたので比べてみてください。
・油性塗料に比べて臭いが少ない
・安全性が高い
・DIYに向いている
・室内で使用する際におすすめ
・水性塗料に比べて臭いがきつい
・環境によくない
・火気厳禁
・耐久性が高く仕上がりが美しい
こうしてみると、水性ペンキと油性ペンキにはそれぞれに違いがあることが見えてきました。
油性ペンキは臭いがきつく火気厳禁なのが特徴です。
家庭で気軽にDIYをするには水性ペンキが扱いやすくて良いということが分かりましたね。
ペンキの乾燥時間について調べてみた
水性ペンキの乾燥時間について調べてみました!夏と冬とで乾く時間が違うのがポイントです。
夏の時期:30分~1時間
冬の時期:1時間~2時間
水性ペンキは油性ペンキに比べると、乾燥する時間が早いです。
夏の晴れた日で湿度も低ければ、遅くても1時間程度で乾燥しますし、気温が下がる冬でも、2時間程度あれば乾燥します。
しかし、雨が降っていて湿度が高い日や、梅雨の時期は乾燥するまでに半日以上かかる場合もあります。
気候条件によって変化するので、乾燥時間はあくまでも目安で、注意が必要です。
素早く作業を進めたい場合は、雨の多い時期や冬の気温が下がる時期は避けて、カラッと晴れた夏の日にするのがおすすめですよ。
水性ペンキを上手に塗る塗り方を解説!
水性ペンキを使って、DIYでよく利用される刷毛での塗り方を紹介します。
刷毛についた余分なペンキを容器のふちで落とす
刷毛の角度は塗る面と垂直になるように
全体をムラがないように塗る
最後に、一度塗った面を一定方向に動かしてならす
以上がキレイに仕上げるコツです。
刷毛の使い方次第で出来上がりが随分変わってきます。
あえてさまざまな方向から塗って乾かすと、刷毛の塗った後が残り、手作り感が残せて味のある作品ができますよ。
私も以前、ベランダの植木鉢をDIYした際にこの方法で挑戦してみました。
アンティーク風になって、水性ペンキの奥深さに感動しました。
ちなみに、刷毛を使用する際は次のポイントを押さえておくと、いい感じの仕上がりになります。
まとめ
- 水性ペンキは100均で購入できる
- DIYにも子供との遊びにも使える魅力がある
- 環境に配慮されているので屋内で使用しても安心
- カラーバリエーションが豊富でいろいろな素材に使用できる
- 乾く前であれば落とすのも簡単
100均で購入できる水性ペンキはDIYにも子供と遊ぶツールとしても優秀であることがわかりました!
どちらの100均の水性ペンキもかわいらしいパッケージと多彩なカラーバリエーションで女性や子供でも使ってみたい!とつい手に取ってしまいたくなるデザインです。
ちなみに我が家では、使い終わったものはインテリアとして飾っています♪
それぞれの特徴に合わせて、ぜひDIYの時間や子供との遊び時間を楽しんでみてください。
水性ペンキを通して、遊びの世界が広がることを実感できますよ。
また、本格的に壁を塗って模様替えを楽しみたい方はイマジンウォールペイントというのがあります。
伸びがよくて匂いも少なく、壁紙のうえから塗っても安心なペンキです♪