子どもの宿題の丸つけに時間をとられたくないものの、どのようなアプリがよいのか分からない方も少なくありません。
この記事では、目的別に宿題の答え合わせができるアプリを紹介するとともに、使用する際の注意点をまとめています。
仕事から疲れて帰ってきて、家事をしながら宿題の答え合わせはかなりの負担です。
たとえ、1回にかかる時間が5分や10分だったとしても、毎日のことだとストレスに感じることでしょう。
宿題の答え合わせができるアプリを使えば、丸つけにかかる時間の短縮が期待できます。
また、宿題アプリは自主的な学習にも便利なツールです。
ただしアプリにはさまざまな種類があるので、自分に合ったものを使うことがポイントです。
少しでも答え合わせにかかる時間を減らし、日々のストレスをなくしていきましょう。
宿題の答え合わせができるアプリを目的別に紹介!

- Photomath
- Uknow.AI(旧:CheckMath)
- 宿題スキャナー
- QANDA
宿題の答え合わせに使えるアプリを目的別に紹介します。
誰が・どういう目的のために使うかによって、選ぶアプリもかわってきます。
算数に特化したアプリなどそれぞれに特徴があるので、自分に合ったアプリを探してみましょう。
算数や数学の専用アプリ:Photomath
一番丸つけに苦労することの多い算数や数学の答え合わせに特化したアプリが複数あります。
「Photomath」は、算数の宿題の丸つけをサポートするアプリです。
答案した宿題を撮影すると、その内容をAIが読み取り、計算の結果があっているかを自動的に確認してくれます。
さらに、解き方も表示してくれるので、なぜその答えになったのかの理解も深まります。
算数や数学に特化しているからこそ、解き方が詳しいという意見がありました。
「Photomath」を使えば、新たな解き方が発見できるきっかけになるかもしれません。
高評価のレビューが多く、算数・数学の宿題の答え合わせに関しては大きな助けになってくれそうです。
5教科に対応したアプリ:宿題スキャナー
「宿題スキャナー」は、国語、数学、理科、英語、社会に対応しており、高評価のレビューが多いアプリです。
学生、親、教師などさまざまな方に利用されており、宿題を撮影するだけで、AIが内容を読み取って答えやヒントを出してくれます。
「宿題スキャナー」は問題文のみに焦点を当てると、より高い正解率が得られます。
正解のみを提供するアプリではないため、丸つけのためだけにアプリを使用していると、途中で解答の表示に制限がかかるようです。
丸つけだけでなく、答えにたどり着くまでの理解をサポートする機能が充実しています。
宿題が配られたが、事前に答えを知って理解を深めておきたい場合にも利用できます。
幅広い自主的な学習に使うなら、考える力を育ててくれる「宿題スキャナー」がおすすめです。
5教科より広く対応したアプリ:Uknow.AI(旧:CheckMath)
「Uknow.AI」は、最新のAI技術とChatGPTを融合した無料のAI学習アプリです。
算数や数学の答案した宿題を撮影すると、解答と解説を瞬時に表示してくれます。
「Uknow.AI」はチャット形式で、気になった点もわかりやすく解説してくれます。
図形の宿題もAIを使って答えを出してくれるのには、驚きです。
「Uknow.AI」は算数や数学に強いアプリですが、小学校、中学校、高校の数学、物理、化学などの幅広い科目にも対応しています。
さらに、「Uknow.AI」は対応できる範囲が広いだけではありません。
小学校の低学年が書いた字でもきちんと読み取ってくれるうえに、子どもが自分で採点できるくらい簡単な操作が魅力です。
自主的な学習にも使えると、活用の幅が広がりますね。
主に算数や数字の宿題の答え合わせに利用するなら、時短になる「Uknow.AI」が役立ちます。
自主学習の要素が強いアプリ:QANDA
「QANDA」は、丸つけ専用アプリというよりは、学習支援という側面が強いアプリです。
5教科に対応しており、AIが宿題の解説と解答を提示してくれます。
有料版になると、チューターや先生に質問して解説を受けられるサービスもあります。
勉強タイマーを使って学習の習慣を管理でき、全国の人と学習タイムを共有できる機能が人気のようです。
あるレビューでは、全国の同学年の学生と一緒に頑張れるので、モチベーションアップにつながるとコメントしている人もいました。
「QANDA」はアプリの評価が高く、子どもが自分で宿題を進める場合に最適な支援アプリです。
ただ、一人で黙々と学習を進められるのはある程度の年齢でないと難しいので、中高生向きのアプリと言えるでしょう。
あくまで補助ツール!宿題の丸つけアプリで知っておくべきこと

宿題の丸つけアプリを使用する際に知っておくべき注意点があります。
アプリはあくまで学習の補助となるツールということを忘れてはいけません。
宿題の丸つけをする親の立場、学習をする子どもの立場にたって、注意点を見ていきましょう。
親の立場から注意したいポイント
宿題の答え合わせが出来るアプリは忙しい親にとってとても便利なツールですが、注意も必要です。
アプリで宿題の丸つけをする手間を省いた分、間違った問題に時間をかけることが大切です。
答え合わせをするだけでは学力の成長につながりません。
ただ丸つけをするのではなく、子どもと一緒にどこで何を間違えたかを考えましょう。
答えとともに表示される解説をうまく利用すれば、理解も深まります。
ただし、アプリの精度は完ぺきではないため、字の乱れや形式によっては正しい答えが得られないことがあります。
あくまで宿題をサポートするためのツールとして利用すると、うまく活用できます。
答え合わせの時間を省き、わからない問題の理解に時間をあてられるように使うとよいでしょう。
子どもの立場から注意したいポイント
子どもが自分で宿題の丸つけをする場合にも、アプリが役立ちます。
アプリを使えばその場で答えがすぐにわかるので、学習の効率が上がります。
しかし、使い方によっては考える機会を逃してしまいます。
予習代わりに答えを見てしまうと、解き方を学ぶ機会をなくしてしまうのです。
まずは宿題を自分の力で解いたうえで答え合わせをするようにしましょう。
宿題の答えを表示するアプリの中には、先にヒントを与えてくれるものもあります。
アプリは予習のためにすぐに答え合わせをして、弱点を知り理解を深めるにはとても便利です。
考えたうえで、わからない問題の間違い直しに活用するのが最適です。
宿題の答え合わせができるアプリのまとめ

- 宿題の答え合わせアプリは算数・数学に特化したものがある
- 5教科以外に対応しているアプリも複数ある
- 丸つけだけでなく、自主的な学習を支援するアプリがある
- アプリは宿題の補助ツールとして捉え、学力の成長を促すために使うとよい
写真を撮るだけで宿題の答え合わせができるアプリは、忙しい親にとってはとても助けになるツールです。
ただし、あくまで補助ツールであるということを忘れてはなりません。
答え合わせアプリはかかる時間を短縮し、学習を効率よく進めることが目的です。
便利な宿題の丸つけツールをうまく使って、学力アップにつなげていきましょう。