この記事では、大阪万博で大人気のイタリア館について、所要時間やおすすめポイントをお伝えします。
イタリア館の見学は、30分から1時間くらいの所要時間を見込んでおくとよいでしょう。
古代ローマの大理石彫刻「ファルネーゼのアトラス」をはじめ、イタリア館には多くの貴重な文化財があります。
アートの展示では、立ち止まって見る人もいるため、混みあうことが予想されます。
また入場予約ができない場合は、長いときで6時間近く並ばなければなりません。
イタリア館の所要時間は1時間ほどが目安ですが、余裕をもったスケジュールがおすすめですよ。
以下では、大阪万博のイタリア館について、所要時間の目安を踏まえた楽しみ方のヒントをご紹介します。
大阪万博におけるイタリア館の所要時間はどれくらい?

ここからはイタリア館での所要時間についてお伝えします。
大阪万博で人気の絶えないイタリア館ですが、見て回るのにかかる所要時間は30分から1時間くらいが目安でしょう。
イタリア館へ入場すると、まずミニシアターでオープニングムービーを観覧し、続いて展示スペースへ通されます。
展示スペースはそれほど広大ではありませんが、世界的に有名な作品がずらりと並んでいて見応えがあります。
イタリア館は展示が充実しているため最低でも30分、立ち止まって鑑賞すると1時間以上かかります。
イタリア館は魅力的なポイントが多いので、時間をかけてじっくりと回るのがおすすめですよ。
所要時間は30分から1時間が目安ですが、イタリア館に入るまでの待ち時間も考えておきましょう。
大阪万博でイタリア館を予約なしで楽しむコツ3選

大阪万博の中でも、特に人気のあるイタリア館は、予約を取るのが非常に難しいでしょう。
予約できればスムーズに入れますが、予約なしでもしっかり準備をしておけばイタリア館を満喫できますよ。
こちらでは、混雑しているイタリア館を、予約なしでも楽しむコツを3つご紹介します。
楽しむコツ①:朝一番に行く
一つ目のコツは、大阪万博午前9時入場のチケットを取って、朝一番でイタリア館へ向かうことです。
最も早い午前9時のチケットで開場と同時に入場できれば、予約がなくても待ち時間が少なく済みます。
たった10分でも入場が遅れると2時間待ち、3時間待ちというケースになりかねません。
大阪万博へ向かうバスは7時台の始発が多く、タクシーで向かう人も含め、午前8時前から入場ゲートの混雑が予想されます。
そのため、午前9時入場のチケットでも1時間半前くらいからゲート前で待機するのがおすすめです。
ただし閉幕に向けて、入場者の数も増える一方なので、できる限り早めの到着を目指すのがおすすめです。
大阪万博へ行く前日は早めに休んで、朝一番の入場を狙うと1日スムーズに過ごせるでしょう。
楽しむコツ②:西ゲートから行く
二つ目はイタリア館に近い西ゲートから入場することです。
大阪万博には東ゲートと西ゲートがあり、利用する交通手段によって、入場できるゲートが異なります。
東ゲートは夢洲駅と直結で電車を利用する人向け、西ゲートは自家用車、タクシー、バス利用の人向けのルートです。
自家用車は直接会場への乗り入れができないため、駐車場から予約したシャトルバスに乗り、西ゲートから入る必要があります。
イタリア館は西ゲートから入り、徒歩5分くらいで到着しますが、東ゲートの場合は早歩きでも15分はかかるでしょう。
西ゲートはバス利用がほとんどなので、タクシーを使ってバスが来る前の午前7時台に西ゲートに着くと混雑を避けられます。
待ち時間を減らしてイタリア館を楽しむには、朝一番に西ゲートからの入場するのがおすすめです。
楽しむコツ③:軽食とイスを持参する
三つ目のコツは軽食とイスを準備して、待ち時間を楽に過ごすことです。
朝一番でイタリア館に入場するシュミレーションしていても、10分遅れるだけで待ち時間が大幅に増えてしまいます。
2時間以上の待ち時間がある場合、快適に過ごすために、軽食や飲み物、イスを準備しておくと安心です。
朝からイタリア館の列に並ぶと、パビリオンの中に入れるのはお昼前後になるでしょう。
ゆっくりとレストランを楽しむのも一つですが、並びながら食べられる軽食を準備しておくと、空腹を避けられます。
またコンパクトなイスやレジャーシートがあれば、列に並んでいても休めて、体力の消耗を抑えられますね。
イタリア館を楽しむために、事前の準備もしっかりしておくと、気持ちにゆとりをもって過ごせます。
大阪万博イタリア館を満喫できる見どころを5つ紹介!

大阪万博で話題のイタリア館は、イタリアを旅しているような体験ができる空間として注目を集めています。
イタリア館には「アートはいのちを再生する」というテーマのもと、さまざまな「美」が詰まっています。
滞在の時間が30分の方から、1時間以上を予定する方まで、イタリア館を五感で感じて満喫できるポイントを紹介します。
見どころ①:「感じる」建物
一つ目の見どころは、イタリア館の建物そのものが作品であることです。
イタリア館は木材をふんだんに使い、木が主役の建物になっているのが特徴です。
伝統的な「コッファード天井」という、格子状や凹凸のある装飾が施されたデザインは、木の温もりを感じられるでしょう。
屋上にはイタリア風の美しい庭園が広がり、ゆっくり過ごせる人はひと休みするのも楽しみの一つです。
コロッセオ風の外観からもイタリアの空気を感じられ、待ち時間を楽しませてくれますね。
イタリア館の建物は万博が終了すると解体され、再利用される計画なので、命が循環する建築として価値があります。
建築やアート、自然が調和したイタリア館では、限られた見学時間でも美と温もりに触れられるでしょう。
見どころ②:「見る」貴重な文化財
本物の世界的なアートに出会えることは、二つ目に挙げられる見どころです。
イタリア国外では滅多に見られない多くの芸術品の美しさを、ぜひ心に刻んでおきましょう。
中でも注目すべきは、有名な画家カラヴァッジョの「キリストの埋葬」で、普段はバチカン美術館に展示されています。
また、古代ローマ時代の「ファルネーゼのアトラス」はアジア初公開で、世界的な文化遺産に触れるチャンスです。
イタリア館には「アートはいのちを再生する」にふさわしい、人間の感情や命の美しさを描いた作品が揃っています。
日本にいながら、ヨーロッパでしか見られない貴重な文化財に出会えるのは、イタリア館の一番の見どころでしょう。
短時間で回りたい方にとっても、貴重なアートは外せないポイントです。
見どころ③:「味わう」料理
三つ目の見どころは、イタリアの本場の食文化を楽しめることです。
イタリア館屋上の庭園を見渡せるレストラン、「イータリー」では豊かな食文化を一度に味わえます。
見逃せないのは、イタリアの18州の地域メニューが週替わりで登場し、それぞれの伝統的な名物料理を楽しめる点です。
各地方の郷土料理や品質にこだわった食材を、イタリア庭園を眺めながら味わえるのはとても贅沢ですね。
館内にはレストラン以外にも、イタリア発祥のピンサやジェラートを楽しめるお店もあります。
食事を楽しみながら、イタリアの食文化や歴史、食材に込められた背景や想いまで学べる貴重な体験になるでしょう。
1時間以上かけて館内を巡るなら、イタリアの「美」をより深く感じられる食体験もおすすめです。
見どころ④:「聴く」ライブパフォーマンス
多彩なライブパフォーマンスを目の前で味わえることが、四つ目に挙げられる見どころです。
イタリア館では、毎日「アペリティーボタイム」の午後6時から、円形劇場でライブパフォーマンスを楽しめます。
「アペリティーボタイム」とは、夕食前に軽くお酒やおつまみを楽しむ社交の時間で、イタリアの習慣の一つです。
またイタリアはオペラの発祥国として、クラシックを中心に、音楽に関しても豊かな文化を持つ国です。
音楽とともに、イタリアの楽しい習慣を味わい、食と音楽の文化を一気に満喫できるのは至福のひとときですね。
夕方からイタリア館を楽しむ方は、生演奏やパフォーマンスを通して、アート鑑賞の世界感をより味わえるでしょう。
見どころ⑤:「学ぶ」日本とイタリアのつながり
最後の見どころは、日本とイタリアのつながりを学ぶきっかけになることです。
イタリアの芸術や建築は、日本の文化やデザインに影響を与え、両国は古くからさまざまな面で交流があります。
ビジネスやファッション、食文化でも日本とイタリアの関係は深く、交流の歴史を学べるでしょう。
イタリア館にはローマから東京までの飛行を成功させた「アルトゥーロ・フェラリン」の飛行機が再現されています。
大阪万博ではフェラリンの飛行機をはじめ、海外と日本の文化的つながりを考えるきっかけになりますね。
アートや建築だけではなく、人と人の親交の歴史に触れられることも、イタリア館の見どころです。
短時間でも、ゆっくり鑑賞しても、「芸術が国を超えて人々に希望や生きる力を与える」という想いを実感できます。
大阪万博イタリア館の所要時間についてまとめ

- 大阪万博のイタリア館の見学は、展示に目を通すくらいなら30分ほどで回れる。
- 貴重な文化財をじっくりと楽しむ場合は、1時間くらいの所要時間を見込んでおくと良い。
- 予約なしの場合、開場と同時に西ゲートからイタリア館へ向かうと、待ち時間を短縮できる。
- 列に数時間並ぶこともあるので、軽食や飲み物、イスの準備があると快適に過ごせる。
- 自然、芸術、建築をイタリア館全体から感じられ、短時間でもイタリアの空気を堪能できる。
大阪万博のイタリア館では30分から1時間くらいの所要時間を目安に見学すると良いでしょう。
イタリア館は、建築、美術、音楽、食の文化が入り混じっていて、大阪万博の中でも特に見応えがあるパビリオンです。
イタリア館を訪れる際は、ぜひ時間にゆとりをもって、じっくりとイタリアの魅力を体感してみてくださいね。