キッチンに潜むブロンズ像のようなやかん。買ったばかりの頃のステンレスのかがやきは一体どこに行ったのでしょう?
ステンレス製のアイテムは、ちょっとしたコツで簡単にピカピカになるのです。
いつの間にか落ちにくい汚れがついてしまうので、ついついお手入れを怠りがちなのです。
他のステンレス製品にも応用できる、キッチンを明るく保つ掃除法なので、ぜひ活用してみてください。
ステンレスのやかんの掃除や磨き方に役立つアイテム
ステンレスのやかんはとても丈夫ですし、長く使いたいですよね。そこで重要になってくるのがお掃除。
いつまでもピカピカで気持ち良く使いたいと思いますが、毎日使ってくると汚れは目立ってきます。
そこで身近にあるもので簡単に綺麗になるお役立ちアイテムをご紹介いたします!
ステンレスやかんに重曹や過酸化ナトリウム
おうちのあちこちを綺麗にしてくれる重曹。我が家では常備品の一つです。
私たち夫婦もタンブラーにコーヒーを入れて持っていくし、子どもも水筒にお茶を入れるので内側の汚れ落としに大活躍です。
この重曹がステンレスやかんのお掃除に役立つアイテムなのです!是非ご自宅にない場合は用意しておきましょう。
ステンレスやかんに欠かせないクエン酸やレモン果汁
重曹と相性の抜群なのがクエン酸です。レモン果汁やお酢もクエン酸が含まれていますので、ご自宅になくても用意できます。
重曹と組み合わせると化学反応を起こし、シュワシュワと炭酸ガスを出してくれます。
このシュワシュワが汚れを落としてくれるスーパーヒーローなのです!我が家では排水口の汚れ落としに活用しています。
排水口は触りたくないし見ただけで鳥肌が立つほど汚いですよね。
その排水口に重曹とクエン酸を振りかけて熱湯を注げば泡が出てきて時間を置き、ササっと流すだけでスッキリ綺麗になりますよ。
ステンレスやかんのお掃除でもこの組み合わせで汚れが綺麗になりますので、是非重曹とセットで用意しましょう!
研磨剤を使用していないクレンザー
研磨剤を使用していない、この点がとても重要になります。
研磨剤が入っているクレンザーを使うとステンレスが削れてしまい、そこから錆びてしまうからです。
ピカピカのステンレスやかんは魅力ですが、綺麗にしてるつもりでも傷付けてたら意味ないですね。
ですのでクレンザーを購入される際は研磨剤の有無を確認しておきましょう!もし入っていてもステンレス対応か確認しましょう!
裏面がハードな素材になっていないスポンジ
やかんを優しく汚れを落とすためにスポンジを使用します。
こちらも研磨剤入りのクレンザーと同じでハードなスポンジだと、表面のステンレスを傷つけてしまう可能性があります。
ですので素材が比較的柔らかいスポンジを使用しましょう。
高機能のキッチンクロスまたは普段使用しているふきん
水分の吸収を良くするキッチンクロスや水だけで汚れがスッキリ落ちるものと機能性を持たせたキッチンクロスがたくさんあります。
このキッチンクロスを使えばお手入れ後のやかんについた水分をサッと拭き取る事で錆から防ぐことができます。
もちろん、普段使いのふきんでも水分は取れますので問題ありません!
手が弱い方はビニールのグローブ
私は20代のときは何をしても手だけは荒れることがありませんでした。冬もハンドクリームいらずなくらい汗をかくほどでした。
ですが子どもを出産し、アルコールで消毒するようになってから手がみるみる砂漠化し、カサカサするようになりました。
しまいにひび割れという経験までしてしまうほど手荒れとお友達になってしまったのです。
手荒れが酷かったり、ちょっとした薬剤でも荒れてしまう方はビニールの手袋を用意しましょう!
作業は少ししづらいですが、手を守るために必要です。
ステンレスやかんの外側の焦げや黒ずみの落とし方
普通にスポンジと洗剤では落ちない汚れは、直接重曹や過酸化ナトリウムと水で簡単に落とすことができます。
力を入れて磨くと、かえって細かい傷がついてしまいますので気をつけてくださいね。
方法は下記の通りですので、参考にしてみてくださいね。
- 水を含ませた重曹か過酸化ナトリウムのパウダーをペースト状にしてやかんに塗る
- スポンジでやさしくこする
- 水で洗い流す
ステンレスやかん内側の茶渋やカルキ痕の落とし方
やかんにお湯を沸かす際、さじ1杯のクエン酸を加えるだけで掃除完了です!
沸かしたお湯はすぐ捨てずに、1時間以上置いておきましょう。
すでにステンレス掃除の便利グッズをお持ちの方は、ステンレス専用の研磨剤の入っていないクレンザーや洗剤もおすすめです。
ステンレスやかんを綺麗に保つポイント4つ
せっかく綺麗にしたステンレスのやかんをできればずっとピカピカの状態で維持したいですよね。
まめに手入れすることも大切ですが、それ以外にも普段使っている中でも気をつけるポイントがあります。
特に綺麗に保つ重要なポイントが4つありますので、ご紹介いたします。
やかんを使ったらすぐ洗おう
まだステンレスの輝きを残しているやかんは、まめにお手入れすることできれいに使い続けられます。使ったあとはすぐ洗いましょう。
ちょっとした汚れは、メラミンスポンジでも洗剤なしでラクに落ちますよ。
メラミンスポンジといえば、大きな塊一つあるだけで本当に便利ですよね。
私は洗面所とキッチンに置いていて、ちょっとした水垢や吹きこぼれた煮汁で固まったコンロを掃除するのに使っています。
落ちた時のピカピカが気持ち良くてついつい時間を忘れてキュキュっと掃除してしまいます。
やかんをよく乾かすことがポイント
水がついた状態で放置しがちなやかんですが、そうすることによって水垢がついてしまいます。
内側外側ともに、水分がない状態にしておきましょう。
ササっと拭き取る一手間を加える事でいつまでもピカピカなやかんを使うことができますよ。
調理の近くに放置しない
ステンレスのやかんは、揚げ物や炒め物の油が飛ぶ場所に放置しておくと、外側の汚れが熱でさらにこびりついてしまいます。
右側のコンロでやかんでお湯を沸かしている間に、隣のコンロで炒め物をするなど、よくある光景ですよね。
もし近くに置いてしまった場合は早めにやかんに付着してしまった油を拭き取るようにしましょう。
ステンレスやかんは錆びやすいので塩分が多いところに置かない
ステンレスのやかんも塩分を含む調味料や塩がつくことで、錆びも生じます。
サビが出てきた時の気持ち悪い感じ、あまり好きではないですしげんなりしてしまいますよね。
やかんはお湯を沸かすことが多いので、ついよく使うところに置いてしまいがちです。
海風が当たるキッチンがある場所にお住まいの方は少ないかもしれませんが、塩分が金属の劣化をすすませるように、なるべく調味料を置く場所から遠ざけましょう。
まとめ
- ステンレスやかんを掃除する時には重曹やクエン酸など、色々なお役立ちグッズが必要
- 重曹を使って磨けばステンレスやかんの外側の焦げや水垢がスッキリ落ちる
- クエン酸をいれて沸騰させると内側の汚れを落とすことができる
- 4つのポイントをおさえておけば、ステンレスやかんは常に綺麗でピカピカになる
ステンレスのやかんの掃除は、こまめに行うことでブロンズ像化を防ぐことができそうですね。
放置しておきがちなやかんは、毎日使うアイテムです。
そんなステンレスのやかんがいつもピカピカだと、なんだか嬉しいですね。
キッチンがより明るくなれば、今日はよりいっそう美味しいお茶やコーヒーが楽しめそうです。
簡単で安全なステンレスグッズのお掃除方法をぜひ試してみてください。